「料理はクリエイティブなセンスを育む」 実践編
いきなりなんだよ?みたいなタイトルの本日のお題。
FBではけっこうな頻度で私の手作りの「おつまみ写真」をアップしていたり、以前も「料理はクリエイティブなセンスを育む」なんてことも書いておりました。
それでたまには実際のレシピをご紹介してみようと。
本日は、以前新橋の高級(?)イタリアンのシェフに教わったレシピにさらにアレンジを加えた;
「鶏肉と大根、そしてゴボウのトマトソース煮 バルサミコ酢を添えて 地中海風冷製仕立て」
である(笑)。
あのね、トマトと大根、そしてゴボウは「相性が良い」のです。ゴボウは良いとして大根はちょっと以外かも知れませんが、そもそも大根なんて繊維と水分で味も淡泊なので汁気の多い料理には合わせ易い。
あと、イタリアンっぽいものって多少雑に作ってもそれっぽくなるからご安心を。
用意する物;
(材料)
トマト:適量(缶詰でOK)
大根:適量
ゴボウ:適量
タマネギ:適量
ピーマン:あれば(無くても可)
鶏肉:適量
(調味料)
塩:適量
コショウ:適量
ニンニク:適量(チューブでも可)
バジル:適量(オレガノでも可)
鷹の爪:適量
ってな感じで。分量に具体性が無いのだけど、それは前述したけど「そこそこ雑でもちゃんと作れる」のがイタリアンです。不安なら味見しながら作れば良いのです。
ただ、作るときに重要なのは「結果(味)を具体的にイメージすること」です。
それで鶏肉は胸肉(皮を取ったもの)が良いです。これは冷製にするのに脂肪分があると口に油が残るので。それで鶏肉をサイコロ状にカットし、テフロン加工のフライパンならそのまま炒めます。そのときに皮を取った胸肉でも多少なり油が出ますので、そこへゴボウとニンニクを投入。ついでに鷹の爪も入れてしまう。
鶏肉とゴボウ以外は投入する順番は気にしなくてOK。
それでそこそこ炒めたらトマトを投入。あとで大根入れるので水分が足りなければ少し水を足せば良い。コンソメなんかがあるなら入れると良い。
それでしばし煮込んで大根投入。
問題は「大根の食感をどの程度残すか」である。
これは好みなのでシャキシャキが好みなら完成間際に入れて軽く味を馴染ませる程度に煮ても良いし、そこそこしんなりさせたければ5分くらい煮込めばいい。そしてそのあとにタマネギのみじん切り、ピーマンのみじん切りを投入。
タマネギとピーマンは冷やしたときの食感が良いのと、煮るとすぐフニャフニャになるので気をつける。
途中、塩コショウ、バジルで味付けするのを忘れずに。
それで完成したら粗熱を取ってから冷蔵庫で冷やす。
これでバッチリ!
完成した物は「サルサソース」に近いのでトルティーアチップにディップするのも良いし、ツマミとしてチマチマ食べながら呑むのも良い。バルサミコ酢を入れると酸味が加わってサッパリするし、無ければ普通の酢でも良い。
ただ、こういうレシピを書くと「厳密に再現したがる人」がいらっしゃるのですが、写真も料理も正解が無いんだし、クライアントがいるならまだしも、そんなに神経質にならなくても「概ね合っていれば」良い、ってこと。
材料も「足し算」ではなく「引き算」で考えれば何が必要で、無くてもいい物が何かも分かる。そこにクリエイティブな余地があるのであって、楽しさの要素でもある。
ちなみに「完全なる失敗」なんて滅多に無いのでご安心を。
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