旅の荷物の移り変わり
もう先月の話ですが、上海出張に行ってきました。昨年も行ったので現地での勝手はだいたい分かっていたものの、今年は昨年とは二週間ほど遅い時期に行きました。
それで昨年は梅雨時真っ只中で雨に悩まされましたが、今年は梅雨明けの「猛暑」に苦しめられました。毎日気温が40度以上と正直なところこの二年ほど上海行きましたが良い思い出がありません。むろん、仕事なのでそんな楽しいわけもないのですが、気候が厳しいとテンションが上がりません。
基本的に上海市内は地下鉄で移動するので、地下に入れば冷房が効いているのでさほど辛くは無いものの、駅からホテル、立ち寄り先など行くときは命がけです。毎日3Lかそれ以上の水を飲んでたと思うのですが、トイレに行きたくなることがないくらいに汗をかきます。また、上海はどこも人だらけのイメージですが、暑さのせいかトイレはどこも空いてました。
さて、余談はさておき、ここ数年で海外行く機会が増えており、それなりに仕事があるということでありがたいのですが、ふと荷物を見ていると10年ほど前の旅の荷物とはガラッと様子が変わっています。
●モバイルWIFI
昨年はレンタルして持って行っていましたが、借りる手間と返す手間が面倒なので手持ちのSIMフリーのWIFIルーターに現地のSIMカード挿して使うことにしました。
基本的に中国国内のインターネット環境は日本と異なり、アクセスできるサイトに制約があって不便です。でも、出発前にチャイナモバイルの香港版SIMカードを買い、現地で設定して使えば閲覧できるサイトの制限はなくなります。
そうは言っても昔は旅先でインターネット環境を探すという作業があったり、コイン式のPCでメールチェックなどしてた時代もあり、とりあえずどこでもメールチェックやWebサイトの閲覧ができるようになったのはあの頃と比べたら夢のようです。しかも、たいていの調べ物はスマホで済むし、むろん、道案内もやってくれます。道ばたで地図と方位磁石でうろうろしていた時代がバカみたいです。
(※中国ではグーグルマップはほぼ役に立ちませんのでご注意を)
●増えるガジェット
さて、便利にはなりましたがそれに伴い、持ち歩くガジェットが増えたのも事実です。充電ケーブルの類いがほとんどですが、それに加えて充電器や現地のコンセントに変換するためのアダプター、万が一に備えてのモバイルバッテリーと持ち歩くものが増えました。基本的にバックパックで移動することを常としていますので、昔に比べるとそれだけで2Kgは重量が増えたと思います。
※左が愛用のバッグパック(31L)。これにだいたい荷物が収まります。あまりに軽装過ぎて毎回帰国時に税関の担当者に「これだけ?」と言われますw
●ノートパソコン
昔もパソコンを持ち歩くという旅のスタイルはありましたが、いかんせんバックパック一つでの移動となるとそう持ち歩けるものではありません。でも、今年から愛用しているこのASUS EeeBook X205TAは重量が1kg以下という驚異の携帯性とバッテリーの持ち時間なのでこれを持ち歩いています。ただ、正直なところ性能的には動作が遅かったり容量が少ないなど不満はありますが、メールや表計算、ネットサーフィンくらいなら辛うじて実用レベルで使えます。
しかし!私がこれを選んだ大きな理由は「ACアダプターのサイズ」なのです。
同価格帯のノートPCの中では最小(当時)だったと思います。本体性能にばかり気が行くのですが、どんなに本体が高性能、コンパクト、軽量であってもACアダプターがデカいと全く意味が無いのですよ。
ただ、これだけでも、昔は旅先でネット回線やらパソコン探していた時代からするとずいぶん便利になったもんです。
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こうして見るとずいぶんと便利になったと今回の道中ずっと思っていました。ただ、そうは言ってもこうしたガジェットの類いはバックパックの重量増加に直結し、時間とともに身体疲労に影響するということも事実でして、そこはそろそろバックパック卒業じゃなかろうかな、とは思いました。
ちなみに、「変わらない物」があるとしたらカメラです。ずっとリコーのGRシリーズです。サイズに関してのレベルではクリアしています(※性能面で不満はあるのですが・・・。)
不満はあるものの、そもそもカメラに詳しくないのでGR以外の選択肢を知らないというか考えたことも無いのですけどね。
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