あの頃の自分に。
クリップオンストロボ 本格ライティング ~オフカメラストロボ撮影を基礎から学ぶ
僭越ながら先週より拙著が発売になりました<(_ _)>
いつか、何かのタイミングで苦労話や裏話を書ければと思っているのですが、これで一つ肩の荷が下りました。
私のワークショップを受講した方や、昔からの友人、知人は知っていることですが私の撮影技術は独学です。カメラマンという職業は国家資格があるわけでもなく、何か法的な規制を受けることもない。まあ、そうは言っても影響を受けている大先輩がいることも事実です。今回の拙著についてもこの大先輩の影響が大きく、正直なところ採算度外視でやりました。
ちなみにこの書籍で儲かることは無いですw
それでもなぜやったかというと、カメラマンをやろうと決めたは良いが何をどうしたもんだか分からず、闇雲にスナップを撮り歩いたり、いろんな本やサイトを徘徊していた自分に対して「こういう本があれば遠回りしないで済んだはず」という気持ちがあったからです。いま現在「あの頃の自分」と同じ苦悩をしている人たちの役に立てれば、という気持ちもあります。
時折カメラマン志望の方と話す機会があるのですが、いつも言うのは「撮影技術よりも大事なことのほうが多い」、「撮影が占める割合は全体の10%以下」と話すのですが撮影技術よりも大事なことのほうがたくさんあるんです。写真撮るのが下手くそなカメラマンなんてわんさかいます。センスの無いカメラマンもたくさんいます。
大事なのはそれでも食えている。
ということです。前述しましたが撮影は仕事の全体の10%以下です。もっと大事なことが90%以上を占めるのです。そこに気づけるかどうかが重要だと個人的には思っています。
※逆を言うと「撮影技術があって当たり前」という見方もありますからね。そこは間違わないように。
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「肩の荷が下りた」と書きましたが、いまの気持ちとしては売れ行きも気になりますが、それより終われたことにほっとしています。この本がパーフェクトだなんて思っていませんが、限られた条件の中でベストを尽くせたと思います。「次作」が無いことを切望するくらい辛かったですが、もしそういう流れになれば、、、それはそのとき考えることにしますw
何はともあれ出版部数が多い本ではないですが必要としている人たちのところに届くことを願っています。
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