上海出張 その6

この日は日帰り出張。なぜわざわざ帰国日の前日に割とリスキーな予定を入れてしまったのかといささか後悔。

というのも、今回行く場所は高速鉄道で二時間ほどの場所だが、駅が空港からとても近く、着いたその足で行くのがスマートだったようにも思ったのはすべての段取りしてからだった。リスケするのも面倒だと思っていたらついに「当日」になってしまった、というわけである。

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とりあえず起床する。

そもそも私は朝が早い。ホテルの朝食は7時からだが、いささか食傷気味。あいにく天気は悪かったがとりあえず散歩がてら近所をウロウロ。

ただ、歩いたところで新しい発見は無い。朝の6時前だが庶民的な食堂は開店していた。上海の朝は早いようで、これは気に入った。

結局のところ前日のケンタッキーフライドチキンまで歩いた。ちなみにケンタッキーフライドチキンは朝6時から営業しているようだ。ただ、6時前なのでやっていない。するとこのビルは「長距離バスターミナル」だったらしく、朝から人で賑わっている。

この人たちはいったいどこからどうやってここまで来たのが分からないが、大きな荷物持っている。すると路上でなにやら食べ物を売っている屋台があった。

「屋台」というほどの体裁はなっていないし、小汚いw何か焼いて売っているので見ると、昨日食べられ無かった「中華風クレープ」を売っていた。しかも揚げパンも一緒にあるのでここならセットで買えそうだ。

すると若いカップルが買っているのを見よう見まねで買ってみる。揚げパンと湯葉の揚げたような奴が選べるのだが、後者の「湯葉っぽいなんか」を頼む。「頼む」と言っても終始「指一本」でしか会話していない。

するとこのお母さんが赤いタレみたいなのを見せて「これ入れて大丈夫か?」みたいなジェスチャーするので「OK!」サイン(これも指)を出す。

ただ、値段が分からない。こういうときは持っているありったけの小銭を両手に持って差し出す。すると隣のお父さん(夫婦経営らしい)が指五本出したので「5元らしい」ことが分かったので払う。その間もお母さんは慣れた手つきで作っている。最後にクルッと巻いて二つに割ると、お父さんがビニール袋を出してそこにホイッと入れる。

なかなかの連携プレー。それで渡されたのが;

(ピンぼけ失礼<(_ _)>)

けっこうアツアツで食べると旨いし食感も中のサクサクと外側のしっとりとして生地の食感が良い♪濃いめの辛口だが、玉子がマイルドにしている。そしてやっぱところどころに「パクチー」が入ってて、このパクチーが良い。

これ旨かったな。

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駅には早めに行くことに。

すでにチケットは取ってきてあるので駅に行ってホームへそのまま行けば良いだけ。チケットは当日でも手に入れることはできそうだが、混んでいると買えないことがあるらしいし、長蛇の列に並ぶ羽目になる。もし、高速鉄道を使うなら事前にチケットは手配しておくのが良い。

駅に着くも改札のあるフロアへなかなかたどり着けない。一度来たことがあるはずだが相変わらず広すぎてよく分からない。やっと見つけたエスカレーターはかなり端のほうだった。

相変わらず広いというかデカいのだが、これくらいの広さが無いと春節の帰省ラッシュに対応できないんだろうけど。

改札のあるフロアに着くと、手荷物検査を受けてそのまま改札へ。高速鉄道はそれぞれの改札があるのだが、飛行機さながらに改札前で並ぶ。

↑この写真の真ん中あたりが改札で、その前にいる人たちは「並んでいる人たち」である。私は一等席だし指定席だと高をくくっていたが、そんなの全く関係ない。ちなみに座席のランクは、二等、一等、ビジネス、と3クラスあった。ビジネスクラスはシートがフラットになるという噂を聞くも、値段が一等席の倍ほどするのでパス。

この日は月曜日なんだが人が多い。大荷物の人たち多数。

車両の雰囲気は「日本の新幹線」とソックリ。座席に着くと;

これまた新幹線のグリーン席とソックリ。ただ、一等席だからといって乗客の品が良いかと言えばそんなことはなく、携帯でガンガン喋ってる人、泣き叫ぶ子供など普通にいる。これが二等席なら本当に面倒くさそう。

出発すると乗り心地もまた新幹線ソックリ。けっこう快適である。ただ、所要時間は分かるものの、降りる駅がどのあたりか分からないので寝ることはできない。しかも、この高速鉄道は比較的時間通りに運行していると聞いていたが、この電車は30分ほど遅延したのでますます混乱する。

途中検札で乗務員の女性が回ってくるが無愛想だし、英語も通じない・・・。どれくらい時間がかかるか聞きたかったのだが・・・。

その後もいろいろすったもんだありながらなんとか到着。

すでに到着時刻を30分以上過ぎていた。

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降車してまず感じたのはとんでもなく遠いところに来たなぁ、という不安w

天気の悪さも相まって不安感が募る。

着くと改札で担当者と社長さんが迎えに来てくれていた。

とりあえずランチでもということになり、レストランへ。

連れて行ってもらったレストランは何も無いところにポツンとある感じだったがここは旨かった。会食なので写真撮れなかったけどどれも美味。社長さんに勧められてライチのお酒を頂く。

これ旨かった。ようするに「ライチ酒」みたいなもんだけど、アルコール度数が12度ほどなので日本の「梅酒」なんかの果実酒に近いんじゃないかな。かなり飲んで上機嫌。

食後は会社に行って見学やら商談。内容はヒミツ。

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早めに終わったので駅まで送ってもらうも次の電車まで三時間ほどある。担当者に悪いので一人で時間つぶそうと思ったが、何も無いし、車で10分ほど行ったところにショッピングモールあるからそこで時間潰しなよ、ということでショッピングモールまで送ってもらう。

送ってもらったものの、スタバやケンタッキーなんかのある割といろんなものがあるにはあるが、すぐ飽きてしまった。天気はよくないものの、まあ、さほど雨脚も強くないし、タクシー捕まえるのも面倒。そんなわけで歩くことに。

所要時間約50分くらい。けっこうあるな。

それで不運なことに10分も歩いた頃から雨脚が強くなる。けっこうな土砂降り。それでも引き返すのは面倒なのでひたすら歩くことにした。

どうせ止むだろうと踏んでいたが、完全に裏目に。雨脚は強まる一方。もう写真撮るどころの状況では無い。

たまたま迷い込んだ裏道を歩いていたが、やはり大きな通りが歩きやすいだろうと大通りを歩くことにしたがこれが大誤算。

片側四車線の幹線道路だが「歩道が無い」道路だった。

途中まで来て残りの20分ほどをこの道を歩くことに。車やバス、そしてトラックがバンバン横を通り過ぎる。当然歩いているのは私だけ。ここでもし轢かれても助からないだろうな、という道路。歩きながら注意すべきは前では無く「後ろ」だ。時々後ろを振り返りながら土砂降りの中を歩いた。駅に辿り着く頃には疲労困憊。

上海滞在最終日にして最大の修羅場だったよ・・・・。

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上海行きの新幹線を待つ。待っていると向こう側のホームに止まっている車両が見えたのだけど・・・・、

写真では見づらいが、「どこ走ってんだ?」というくらいにとても汚い。おそらく黄砂なんだろうけど、う○こまみにれも見えなくも無い。こんなのに乗ってここまで来て、そして帰るとはねぇ。

数年前は想像しなかった光景。人生なんてどこでどうなるかわからない。

もう疲れもピークだし、さっさとホテル戻ってシャワー浴びたくて仕方なかった。雨で濡れたおかげでズボンもTシャツも臭いし・・・。

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帰りの車中。隣の若い女の子がKindleで電子書籍読んでいた。

上海に来てから興味深かったのはタブレットはもちろん、Kindle持ってる人多いんだよね。携帯電話なんてみんなスマホだし。

そして二時間ほどかかって虹橋駅に戻る。

すっかりあたりも暗い。これですべての旅程を完了することができて安堵。

(続く)

 

 

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