上海出張 その4
完全に予定の無い一日。
ただ、ストレートネックの症状が悪化し、肩甲骨に激痛が走る。常に痛いわけではないが、やはり辛い。かといって、一日ホテルで過ごすのも勿体ない、かと言って行く当ても無い、というなんだかおかしな状況。ひとまずホテルの朝食を食べてから考えることに。
すでに代わり映えしないと言いますか、「ああ、はいはい。」みたいな。そろそろ「生野菜」が食べたくなる。別に不味いわけではなく、単に「飽きている」だけである。ひとまず、食事も終え、とりあえず身支度も済ませ、ホテルのロビーでタバコ吸いながら熟考。
ちなみに天候は不安定で外は雨。。。
・・・、それでいつも旅先では必死に歩き回るのだが、「今日はゆっくり歩き回れば良いじゃん。」とふと思う。
まあ、仕事で来ていて、たまたま一日空いてだけだし、無理に動いて体調を崩す必要は無い。適当にどっか行って、面倒ならホテル戻れば良い、そう思い出かけることに。
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まずは老西門(Laoximen)へ。古い町並みが残る場所として地球の歩き方に紹介されており、まあ、そうなんだー、くらいの気分。ただ、到着そうそう微妙に雨が降ってるし、無理しない一日を決めていたのでどっか入って休憩することに。ひとまず目に入ったケンタッキーフライドチキンへ入る。
けっこう混んでいるが、とりあえず座ることはできそうな雰囲気。そこでテレビCMで見た「パニーニ」をオーダー。英語が通じた、というか、店員のおばさんが辛うじて「英語でコミュニケーションをとることを拒絶しない人」でラッキーであった。
これで17元(380円ほど)だったかな。日本と値段変わらない。それより熱いコーヒー(これも日本で飲むのと同じ味)が久しぶりでうれしかった。
コーヒー飲みながらこの次どうしようかなぁ、と考えつつ店内を見回す。家族連れが多い。若い夫婦にその子供、そして爺ちゃん婆ちゃんといった組み合わせ。「一人っ子政策」の臭いを感じる光景。そもそも中国の「一人っ子政策」は食糧問題に起因する。すでに高級食材の値上がりは中国人富裕層が原因と言われているが、人口が増えることで食料輸入国に転じたら大変なことになるのは想像がつく。
それにしてもこの人たちは「列」を作らないねぇ、、、老若男女、容姿問わずw
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雨も止んできたので外に出る。まずは目に付いた家電量販店に入ってみる。
時間が早かったせいか、特に客がいるわけでもなく、相変わらず店員さんたちがスマホの画面と睨めっこしてる感じ。声をかけられてもこちらはサッパリわからず。
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店を後にし、信号待ちをしていると・・・・、
「セグウェイ」だと思うんだけど、、、なんかニセモノっぽくも見える・・・・、ここは中国なので深く考えるのはやめた。
ひとまず地図を頼りに老西門の「それっぽいエリア」を目指して歩く。それにしても天候が不安定。雨が降ってみたり止んだり。天気予報をチェックしていたけどなかなかな気まぐれ感のあるお天気。小雨くらいなら傘をささない人も周囲に多数いるからやはりそういう天気なのだろう。
歩きながら感じるのは古い建物も多いけど、建設中の建物も多い。
いたるところけっこうな高層建築というか、日本では見かけないよう高層マンション風の住居があちらこちらにある。中国のマンションは「水回りが弱い」というのは聞いていたけど、昨今のマンショは大丈夫なのかねぇ。。。
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もう慣れたけど、赤信号にもかかわらず車道で渡ろうとする人あり、よく分からないけど長蛇の行列アリ。
補足すると、中国では車側の信号が赤でも、「人がいなければ右折可(アメリカやカナダと同じ)」なのだけど、人がいても来るので注意が必要。基本的に「車のほうが偉い」のです。向かってくる車はブレーキかけずにクラクション鳴らして突進してきます。私は夜にホテルのそばの横断歩道渡っているときにバスが突進してきて逃げました。ちなみに交差点には民間の警備会社の警備員が立ってましたが「知らん顔」でした。
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さて、適当に歩いてそれっぽいエリアに到着する。明らかに「観光地ではない空気」を感じる。
とりあえず何も考えず小道を進むことに。
途中で気になる露店を見つける。
中国のクレープ的な「何か」のようだけど、こちらとしてはどういう風に買うのか分からない。しばらく観察していると、待っている女の人が持っている揚げパンをこのおばちゃんに渡し、おばちゃんは野菜とか香辛料を入れて焼いた生地にその揚げパンを乗っけてクルッと巻いてヘラで真ん中を切って袋に入れていて完成らしかった。
要するに「巻くための揚げパン」をどこかから調達する必要があるようだ、ということはわかった。
ただ、こちらは完全にアウェーだし、言葉も通じないし分からない。この露店のおばちゃんをしばし見つめるも声をかけられることもない。仕方なく歩を進めることに。
すると先ほどの「揚げパン」だけを売っている店を見つける。
(写真左)ただ、いくらなのか分からないし、あちらとしてはこちらと関わりたくないオーラをちらほら出している。
こういうローカルフードが旅の醍醐味なのだが、さすがにシステムが複雑すぎるなぁ、と・・・。看板見てもイマイチよくわからんし・・・。
テーブルあるから食堂的なお店とも思えるのだがねぇ。後ろ髪引かれる思いで歩き続ける。
歩いていると雑貨屋らしく店の前に、懐かしいというか、中国らしいと言うか、いろんなものがごちゃ混ぜになった遊具を発見する。
もういろんなキャラクターが大渋滞している感が否めない。そこで爺ちゃんに連れられた孫が楽しそうに遊んでいる光景がなんとも微笑ましかった。
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とりあえず当てもなく、ただ歩く。歩いていればそのうち地下鉄の駅が出てくることはすでに経験則として知っていた。
途中、食堂も散見される。
こうして看板観てもなんのことやらさっぱり。。。
さらに歩き続ける。
曇り空だからなおさらなんだが、どうも薄暗い。いささかスラムっぽい感じがしなくもない。
一応、道路標識なんかがあるのだけど、いささか治安のよろしくない臭いを感じる。ただ、若い女の子が普通に一人で歩いているので大丈夫なんだろう。
すると自転車屋らしき店(?)の前で「修理してどうする?」みたいな自転車を修理していた。
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このあと、地図を見ると前夜行った外灘エリアまでさほど遠くないことがわかり、昼間の外灘エリアを観に行くことに。
(続く)
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