あんまりしっくり来ない街 ~勝ちどきの辺り~

先週の話ですが、築地で「豚肉とお寿司で一杯やる会」という会がありまして、初めて築地で飲む用事があり行ってきたのですが、せっかくなので早めに行って豊洲から勝ちどきというルートでふらふら歩いて来た。

それで最初に言っておきますが、どうもこの界隈というのは個人的にそんなに好きじゃない。この日は豊洲で降りたのだが、都内の再開発エリアの一角ということもあって、南千住あたりと変わらない風景。

なんというか前後左右どこ見ても「新しい」のだけど個性を感じないというか、「便利」かも知れないけど愛着が沸かないというか。最近の都内の再開発エリアにありがちな印象なんだけど、こういうところに集まる人って個性が薄い。好みの問題なので善し悪し語るわけではないが少なくとも私は苦手なエリア。

それで勝ちどきへ向かって歩く。今では勝ちどきというのはすっかりフォトジェニックな場所でアマチュアカメラマンに人気のエリアで昔ながらの町並みと、近代的なビルが混在しているエリアということで有名。

個人的にはさほどイマジネーションが刺激されるわけでもなく、だいたい誰が行って撮っても同じような場所を撮る(というか「撮らされる場所」)ことになるのでつまらない。

ただ、誤解を恐れて追記すると、昨年から勝ちどきにはロケハンし、撮影で何度か行っている。この「フォトジェニックなエリア」ではなく、駅から離れれば東京湾沿いなら都心でありながら海が近く、空が広かったり、人が少ないので撮影場所としては重宝している場所ではある。そうは言ってもこの界隈でちょっと一杯飲もうか、という感じではなくあくまで仕事として機械的に行っている、といったところ。

一本それれば月島のもんじゃエリアだが、どうも月島のもんじゃ屋というのは好きではないというか、月島のもんじゃというのは今流行の「ご当地名物的な商業的な意図見え見え」なのが嫌いだ。

それであまり好きではないのだけど「夜の勝ちどき橋」は嫌いではない。単に「綺麗だから」というミーハーな理由でそれ以上でもそれ以下でもない。強いて言うなら平日のこの時間この橋を渡る人たちというのは生活の一部としてこの橋を使っている光景は人工的な再開発の中で唯一血が通っているように見えるからだろう。

勝ちどき橋を渡ると築地まではあと少し。

今回も歩いてみて、再認識したのだが、やはりしっくり来ないんだよな、このエリア。

まぁ、都内の再開発エリアでしっくり来る場所なんて無いんだけどね。

 

 

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