マスを狙う必要性
GWは結局出かけることもなく、事務所でずっと作業をしておりました。
それで一日だけニューヨークから帰国中のS氏とそのお友達と飲む機会があり恵比寿まで行ってきた。久しぶりの恵比寿でこれはこれでなかなかでしたがその中に「MOJA」という男女二人組の音楽ユニットの方たちがいらっしゃいまして、座席が遠かったのと、私自身が「音楽関係」にとんと疎い質なもので何も知らなかったわけです。
するとS氏が言うには;
「一度ライブ行った方が良いよ、Youtubeでも観れるけど、やっぱライブだよ。」
と仰っていましたのでひとまず帰宅してじっくりYoutubeを拝見しました。
話には聞いていましたがすごい迫力です。実際のお二人は腰が低くて愛想の良い方たちでしたが「それとこれは別」と言わんばかりの演奏にオジサンすっかり驚いたわけです。これは一度「生で聴いてみたい」な、と。
それでホームページも観ているとけっこう世界中でライブやっているのですよ。まぁ、クラブ(踊るほう)がある都市や国がメインですが欧米諸国や韓国にも行っている。当然、興行として成立するから行ったり呼ばれたりしていると思うのです。でも、一般的なカテゴリーは「インディーズ」なのです。
世の中まだまだ知らないことばかり。
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その一方、それじゃ「メジャーデビュー」って何なの?という音楽業界音痴の私なんかは思ってしまいます。
ザックリ私の印象で「メジャーデビュー」というものを言ってしまえば「投資家に投資してもらう」のと同じです。そしてその投資家というのは企業であり、そこの従業員(サラリーマン)なのですよ。
まぁ、銀行なのかVCなのか分かりませんがそれと同じです。そこに差はないです。それでこういう人たちの特徴って「投資する本人は顧客ではない」のです。
それで投資(デビュー)が決まったらその人たちの思惑や利害関係によってアーティストの意図はあっさりねじ曲げられます。いとも簡単にね。アーティストの拘りなんて「売れてから」です。
これの善し悪しは分かりませんが、いずれにせよ決定権は無いのです。
一方、インディーズと言えども、1万人くらいが支持してくれるなら経済的にはそこそこ裕福に食べられるレベルだと思います。そして、少なくとも第三者の利害関係に巻き込まれる可能性ははるかに低い。
そして一番の強みは自分たちのコンテンツ(楽曲など)を直接顧客に販売している、という点です。
上手く行っても失敗しても自己責任。誰も助けてくれません。でも、自分たちのポリシー曲げることはないので生き様としては潔い。
そう考えると今の時代は「マス狙い」よりは、1万人くらいのマーケットを狙うほうが効率的かつ経済合理性も高いと思うわけ。メジャーになることで得られる名声や富を比較できませんが、それでもサラリーマンやるよりは自由度は高いですし(きついとか忙しいとは別)、もしかしたら全然豊かも知れないな、と思ったわけです。
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