ここのところ書いていなかったトレーニングの話。

正確にはさほど書く事なんてないんです。概ね書いてしまったのであとは勝手に継続して！というだけなのです。

でも、不定期開催している「筋トレ合宿」で聞かれる質問というのは私にとってはさほど気にしていないものでも普遍性のある疑問のようです。そんな質問の一つに「マシントレーニングvsフリーウェイト」がある。

結論から言ってしまえば本当に効果（＝筋肥大＆筋力アップ）を狙うならフリーウェイトの方が良い。理由は簡単でマシントレーニングというのは動きが固定されてしまうのと、慣れてくると「手抜き」ができる。一方、フリーウェイトというのは重力に逆らう運動かつ動きが固定されないので鍛えたい部位の周囲も鍛えることができるから。

これに関して言えば百聞は一見になんとやらで実際にやってみるのが早い。

同じ重さでも明らかに負荷の「質」が違うことが分かります。

ただ、それではマシントレーニングが全く意味を成さないかというとそんなこともなく、大切なことは「使い分け」ということである。私はトレーニングメニューの9割がフリーウェイトであるがマシントレーニングも時折取り入れている。

理由は人間の骨格からくるどうしても改善できないフォームがあり、こういう場合動きが固定されるマシントレーニングを活用することで鍛えづらい部位を鍛えることができる（※個人差アリ）。また、体調が悪い時や筋疲労が溜まっているときも軽い負荷でマシントレーニングを行う。軽い負荷でセット数を増やすとそれなりにパンプアップされるので鍛えた満足感は得られる。

また、フリーウェイトではちょっと怪我するかも知れないような重さでもマシントレーニングであれば比較的安全に挑戦できるメリットがある。実際のところ「普通の人以上の負荷で筋トレ」をやるようになると怪我するかも知れないリスクを常に意識する必要がある。なのでちょっとでもヤバイと感じたら素直にマシントレーニングに切り替えている。

一方、女性や年輩の方たちにはマシントレーニングはお勧めできる。前から書いているがやはり女性や年輩の方たちというのはどうしてもフォームが整わない。そしてトレーニングに対して求めている効果も引き締め効果など「細くする」ことや「（根拠はないがなんとなく）健康」を求めていることが多いのでフリーウェイトで筋肥大までさせる必要が無い。本来であればフリーウェイトの方が効果が早く出るのだがこればかりは仕方ない。

しかし、男性の場合は潔くフリーウェイトメインとし、前述したがあくまでトレーニングのバリエーションとして活用することをお勧めしたい。

いずれにせよどっちが良い悪いはもちろん、絶対的な正解はないのでこの辺はその日の気分や体調で使い分けるしかない。

ただ、マシントレーニングをやっていれば大丈夫、という考えなのであればちょっとそれは意識を変えた方が良いと思う。

最近フリーウェイトの無いスポーツクラブが増えてますが（大手でも）、そういうところは「その程度の人たち（雰囲気やなんとなくトレーニングしている人）を集めているジム」ということでビジネス的には効率的だが、そこで働いているインストラクターはプライベートでフリーウェイトのあるジムでトレーニングしている場合が多いのも事実。

普段、マシントレーニングしかしていない人（老若男女問わず）はちょっと勇気を出してフリーウェイトに挑戦してみると良いと思います。

No related posts.