不思議な場所 池袋

先日、「事務所開設祝い」をしていただけるということで池袋に行ってきた。事実上、正式に事務所として開業したのは昨年の話だし、今も昔もやっていることは変わらないのでさほど周囲に告知することもなく細々とやっていたのでいささか気恥ずかしさもあった。

ただ、そうは言っても祝っていただけると言うことで久しぶりに池袋に足を運んだ。

池袋という場所は個人的にさほど行かず、そしてさほど良いイメージが無い街である。ただ、「スナップを撮る」ということになるとちょっとワクワクしてしまう不思議な街でもある。

私が初めて池袋に訪れたのは16年ほど前だろうか。

当時は札幌と東京を往復する日々だったのだが池袋も担当エリアになったので行ったのが最初。

そししてその「最初の池袋」でヤクザとおぼしき兄ちゃんが一般人に絡んでいるのを目撃するところから始まった。あの時の光景が私にとっての「池袋のイメージ」が完成した(笑)

ただ、その後も仕事やらプライベートで行くことは多々あり、いつかちゃんと腰を据えて撮りたいとも思っている。

この日はたまたま池袋だったのでいつも通り早めに行って小一時間ほど歩いた。

それで池袋の難しさは「撮りたい光景」というのは大抵リスクが伴うのだよね。

呼び込みの兄ちゃんがいたり、ちょっと×××な感じの人がいたり、エッチな△△△の店みたいな場所もあるわけですな。

どこに行ってもそういうところを撮るとトラブルに巻き込まれかねないのだけど、池袋ってこの辺の線引きが曖昧な街。ラブホテルの隣に普通のマンションがあったり、コンビニがあったりするしね。

あと、公衆電話が並んでいて驚くのだが、「ニーズ」があるからここに置いているのだろうし。

携帯電話が全盛の時代にこれだけの台数の公衆電話があるというのは何というか、まぁ、「そういうこと(詳細割愛)」だ。

一方、工事中の建物の外壁はこんなデコレーションがされていたりする;

意外とアートな雰囲気も混在している。私が知る池袋という街も、時代の流れと共に少しずつ変化しているように感じた。

それで「街が変わる」というのは往々にして経済的事情が裏側にある。建物の建て替えや、自治体や企業による一体エリアの再開発、日本には「相続税」というものがあるために仕方なく手放す事情があったり。私はそういう場所にフラッと立ち寄ってぶらぶらしているだけなので、「当事者」の事情や都合は知る由もないが、ただ、いつもそんなことを思う。

変わることはそれはそれで大事だけど、特に最近は変えなくても良いものもあるようにすら思うことがある。実際のところ「変える難しさ」もあるけど「変えない難しさ」もあると思います。

西口から出て、目的の場所に向かう途中、気になる場所をとりあえず撮る。この辺は以前来たことがあるような、ないような。恐らく以前来たときと来る方向が違うからだと思うが、意外と覚えていないもんだ。

それでこうしてウロウロしていると、なんかこう池袋を歩いている人も昔よりも「安全な空気の人」が増えたようにも感じる。新宿とは違う猥雑感というか胡散臭さがあったように記憶しているのだが、歩く時間帯も関係してかこの日はそういう感じではなかったな。

ほどなくして目的の店にたどり着き、10名ほど集まっていただいた皆さんと宴会開始。

この僅か数分前までフラフラ歩いていた光景とは180度違う空気。そして久しぶりに訪れたこの店では「飲み過ぎ」ではなく「食べ過ぎ」た。

そして帰りに皆さんから激励の寄せ書きを頂いたのだが・・・・、一文字間違っているというオチw

この日来ていただいた皆様ありがとうございましたm(_ _)m

 

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