ローカルすぎる話題で恐縮なんだが用賀三丁目に「おべんとう広場たきたて」という弁当屋がある（店舗写真無しm(_ _)m）。用賀界隈に住んでいる人には知る人ぞ知る名店で、意外とユーザーが多い。ただ、店舗の外観が明らかにB級テイスト溢れており、どうやら用賀界隈の「セレブ」よりも「若者や労働者系＆タクシードライバー」に大人気のようである。

この店、私が東京の今の家に住んでから通っているので10年近いお付き合い。

ちなみにその当時からメニューは変わっていないのは凄いことだと思う。飲食関係の入れ替わり激しいこのご時世に一切メニューを変えていないのはここと桜新町の「きさらぎ亭」くらいだろう（※ここで紹介したことありませんが、きさらぎ亭は『本家』アド街ックに出るほどの名店）。

それで何を頼むかと言えば；

70%の確率で唐揚げ弁当（↑の写真）

15%の確率でAセット（豚の生姜焼きとコロッケと鮭の豪華版）

15%の確率でアラカルト（各種総菜が100円/品なのです）

ってな感じ。さすがに昔に比して唐揚げ弁当の唐揚げの大きさが小さくなったのだが、コンビニ弁当よりもリーズナブルだしボリュームもある（※唐揚げ弁当は450円）。

たまに自宅で呑んでいるときにつまみが足りなくなって100円の総菜を買いに行ったり、唐揚げ弁当の「おかずだけ」を買ったりもしている（※「おかずのみ」はマイナス170円/弁当）。

また、この店の凄いのは「年中無休」らしい・・・・。

いや、いまどき年中無休は普通かも知れないが、この店は基本的にオヤジ一人でやっている。これも10年前から変わっていない。出会った頃は今よりも動きにスピード感があったが、今ではすっかりお爺ちゃんである。

とにかく休まないんだよな、あのオヤジ。

確かに年末年始は休んでいたように記憶しているが（一度だけ休みで本気でガッカリしたことがある）、基本的に休まない。時折パートのおばちゃんと一緒にやっているが、やはりこのオヤジは休まない。

頭が下がる。

以前ほど行かなくなったものの、食料調達先の一つに変わりはない。たまに行くときは店主のオヤジの安否を確認しに行っているというのもある。小さなビジネスだと思うがこの続ける力は「一発屋」にはない偉大な力を感じます。

恐らく、近い将来無くなる店なのかも知れないが、まだまだ頑張って欲しい店の一つ。

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