微妙な蒸留所見学 御殿場
キリンの御殿場蒸留所に行ってきた。
自称「ウィスキー好き」として山崎、白州、余市と国内蒸留所巡りをライフワークとしている身としてやはり御殿場も行かないとならんだろうと一念発起し行ってきた。
ウィスキーの蒸留所というのはどこも水が綺麗で風光明媚な場所にある。
天気も良く(というか猛暑)行ってみたものの、なんか御殿場蒸留所ってさほど力入ってない印象。一応見学コースはあるが見れるところが少ないというか、「ウィスキーの蒸留所ならでは」みたいなものがなく、「キリンさん、どうなの?」と思ってしまう。以前行ったビール工場と同じで味わいが無い。相変わらず見学コースの撮影禁止だし。
見学コースも「?」みたいな感じでサントリーの各蒸留所で感じたような荘厳さや感動は無い。キリンのウィスキー工場で永昌源の杏露酒の製造工程見せられても・・・。
また、蒸留所見学の醍醐味の一つとして「原酒の試飲」があるのだがここにはそんなもの無い。試飲できるのは普通に酒屋で売っているウィスキーのみ。
一つ気になったのはシングルグレーンの15年(御殿場蒸留所限定品)であったが試飲できるわけでもなく売っているだけ。しかもグレーンウィスキーってのもなんだかなー、という気分。
案内してくれた係の人などはなかなかポジティブな感じの人が多く、これはこれで素敵なことなんだがその分どうも「見学内容」がチープ。
サントリーほど力を入れていないにせよ、これでは初めて蒸留所見学した人の興味や関心を維持できないだろうな。
1972年に設立された蒸留所で見せ場を作ろうと思えば作れるはずだが勿体ない。
消費者目線で言うと別にウィスキーはキリン製品買う必要ないなー、と思った。
これであとはニッカウィスキーの宮城峡見学を残すのみとなった。これはこれでいつ行けるのやら。一番行きづらいのが宮城峡蒸留所なのですよ。
そしてその後は「海外進出」ってことになるのか・・・。
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