唯一の文化的趣味 恵比寿

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恵比寿に「東京都写真美術館」というところがある。

年に何度か行っている。

まぁ、何をやっているところかというと施設名称のまんま。「写真の美術館」である。常設展示は無く、企画展がメイン。最近では写真に限らず映像系の展示もやっている。時には映画の上映なんかもある。

展示内容をどういう風に決めているのか分からんし、やっている展示を詳しく調べてから行くこともない。「久しく行ってないな」と思ったときにサイトで展示内容をチェックし、気が向けば行く感じ。あくまで「気が向けば」という基準で展示内容に対する興味とは別。

入場料は感覚的に高い。一つの展示が平均800円程度、この日は二つの展示を見たので割引が適用されて1,300円程度。見ている時間は二つの展示合わせて30分ほどしか観ないので(恐らく歩くスピードと同じかちょっと遅いくらい)時間当たりのコストパフォーマンスは悪い。ただ、こういうところで展示されている写真集を書店で買うとけっこう高いのでそれと比べると安い。

気分転換的な意味もあるが、わざわざ「金払わせて見せる写真のレベル」というのを客観的に見る機会としている。写真を見てどうこうというよりも単純に「マーケティング」といったところ。ここの場合、商業的な作品より芸術性やら社会性の高い展示が多いのでちょっと鼻につく。売店もありレアなものを売っていて面白い。しかし、これが高い。希少性の高さを理解しつつもそれでも高い。売店だけ見に行くという使い方もあるにはある。

たまにこうした「興味とは違うモノ」を強制的に観るというのも必要なことだ。自分の感性にちょっと異物を入れてみるのも面白い。

こちらとしてはこの程度のノリなので人を誘って行くこともないし、お奨めもしない。

ただ、行くたびに気づきがあるから不思議。

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