筋トレで腹筋は割れるか?
先週の土曜日に不定期開催の「筋トレ合宿」をやった。
どういうわけかこのイベントだけはきっちり人が集まるのである。また、参加者もふざけずちゃんとトレーニングをするのである。
それで毎回話題になるのだが「腹筋を割る」というのは筋トレで可能か?ということ。
理論上は可能であるが実際には相当厳しい。端的に言ってしまえば筋トレで腹筋割るくらいなら痩せた方が断然早いし「楽」だ。
体脂肪率を目安にするしかないのだが、かつて私が14%だったときでも腹筋が割れていなかったので(うっすら腹筋の形は見えるレベル)、恐らく10%前後が「腹筋が割れている状態」の目安と言える(当然個人差アリ)。
体脂肪率10%というのは明らかに「アスリートクラス」である。
概ねボクサーやサッカー選手の体脂肪率がこのクラスになるのだが(試合直前はもっと低い場合が多い。知る限りでは武田幸三(キックボクサー)で4~5%、中田英寿で5~7%、ボブサップで8%程度だ。体重を維持しながら体脂肪率を10%以下にするというのは並大抵の努力では無理だ。
「メタボな腹」というのを耳にするが、人間の腹というのは日常生活の中でも動かす機会の少ない部位で、太るときに腹から太ることを考えれば理解しやすいと思う。
それくらい腹回りというのは痩せづらく、筋肉を付けるのも難しい部位なのだよ。
なので「腹筋を割るには?」と聞かれた場合、私は;
「そうだね、(腹筋運動を)毎日最低でも1,000回以上やらないと無理」
と答えている(これは大まじめなに答えているよん)。むしろ腹筋がちぎれるくらいの気合いでやるくらいじゃないと筋トレで腹筋を割るというのは無理だと思う。
とりあえず腹筋をするしかない。
ましてや体脂肪率が20%程度の人が体重維持して腹筋を割るとなると相当な時間と覚悟が必要ということになる。
ならばさっさと痩せてしまった方が早い。筋肉を10kg付けるのと体脂肪を10kg落とすのならば後者の方が断然楽だ。例えば体重70kgで体脂肪率20%の人がいるとすると筋トレとダイエットで体重を10kg程度落とせば腹筋が割れる可能性は高い。
結論としては腹筋を割りたければさっさと痩せてしまう方が楽なのです。
割れた腹筋に誰しも一度は憧れるが、「憧れる=なかなかできない」ということでもある。
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