年齢を言い訳にしない
トレーニングを始めるのに年齢は関係ない。
そりゃ早いに越したことはないが、柔軟性、筋力いずれも大丈夫である。年齢に関わらず鍛えることは可能。
ただ、「目指すべきレベル」はちゃんと考えた方が良い。
さすがに私も還暦過ぎたおじさんに「ベンチプレス100kg目標!」というつもりはない。以前も書いたがあくまで「自分の体重」をベースに目標設定すれば良い。この考え方は全年齢に適用できる。
今のスポーツクラブの会員の「昼間の客」はシルバー会員が多い。これはなかなかの「win-win」の構図だ。毎朝ジムで軽く運動する、という生活リズムは有効だ。
また、50代でもけっこう気合い入れてトレーニングしている人たちが少なくない。ただ、こういう人たちの場合は「やったこと無いこと」をいきなり始めている人たちも多く、見ていてこちらがハラハラする。
私:(ちゃんと教われば良いのに・・・)
「教わる」のはプライドが許さないのか恥ずかしいのか判断できないが、少なくとも一冊くらい関連書籍買って読むのが理想だが、恐らくそういう手段があることも知らないのだろう。何事においてもそうなんだがこの「知らないだけ」というのは勿体ない。
また、たまに、「肩をやたらと鍛えているおじさん」というのがいますがこれは明らかに「四十肩、五十肩」の人たち。自力で回復させている姿は「やるじゃん!」と思わせてくれる。この手の関節系の痛みというのは「運動不足」が原因だ。
最近では「おばちゃん」なんかもフリーウェイトでトレーニングしている光景を見かける(こちらも正しい方法知らないようなので残念だが)。10年前にくらべてトレーニング人口というのは明らかに広がっている。
いずれにせよ頑張っている年輩の人たちを見ていると「年齢ではない」といつも思う。
要するに「意識」の問題。
簡単に言うと「健康でいたい、若くありたい」ということなのかも知れないが、そこに向かってお金や時間を使う姿勢は素晴らしいものだ。
一方、三十代、四十代でも;
「年だから無理」
みたいなことを言う人もいるのも事実。まぁ、最初から格好良くトレーニングなんかできないが、始めないとできない。私としてはそういう方にとやかく言う筋合いも無いし、それで本人がハッピーならそれで良いと思っている。
でもさ、何でも年齢を言い訳にするのか?
とも思う。
勿体ないと思うが・・・。いや、「幸せだ!」というなら良いんだよ。そりゃ他人の人生だから。ただ、人生80年と言われて久しいが(たぶん私が死ぬ頃は100年になってるだろうな(遠い目))、人生の1/3で可能性閉じてしまうのかぁ、と思うといささか勿体ない。
どんな些細なことでもわんぱくに挑戦した方が楽しい(※なんでもかんでもということじゃなくて)。
格好良いよね、そういうの。
60歳からウオーキング始めて気付いたらフルマラソンやってる74歳の爺さんの話なんか聞くとその気持ちはよく分かる。
身近なところで言うと私が行っているスポーツクラブには天龍源一郎が来ている。フリーウェイトのコーナーではちょくちょく会う。お互い挨拶するわけではないが、たぶん天龍は私を「認識」している(※他に風見伸吾もよくいる)。
1970年代生まれはプロレス世代も多いと思うが、あの「全日」で隆盛を極めた天龍が同じスポーツクラブにいるのはちょっとした驚きだよ。
そして、実は天龍って60歳過ぎてます。
なのに170kgのベンチプレス上げてます・・・。
確かに過去からの運動経験もあると思うけど、天龍見ているとコツコツ続ければ体力的にはそこそこ維持できるんだろうと思う。
なので年齢で壁を作るってのは自分の可能性を狭めるだけでメリットは無い。
自分の都合で壁を作らないように心がけたい。
年齢云々の前に「やってみる」ってことが大事なんだよな。
所詮限界を決めているのは「自分の心」であって肉体ではないことが多い。
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