石の上には「5年」でないかい。

人生において「やりたいことが見つからない」という人はけっこういます。

そもそも人の80%は心に火が付かないまま人生終えるんじゃないでしょうか。それで私としては別にそういう人生を否定していませんし、私自身も「心に火が付いているのか?」と問われれば「どうなんでしょうね?」と答えると思います。

ただ、明確に違うのは「やるべきこと」が明確であり、それを実行しているだけです。なので今の仕事が「天職」という意識もありません。

また、30代、40代になってもやりたいことが見つからず日々の生活を無難に過ごしている人もいますし、50代、60代でもそういう人は普通にいます。むしろ20代でやりたいことがあって、そこに注力する才能(努力)があればその人は遅かれ早かれ成功すると思います。

そこで、どれくらいの期間を費やすべきか、ということになると思いますが、これは「5年」だと思います。

一般的には「石の上にも三年」で「3年」が一つの区切りのように思われていますが、私が知る限り成功している経営者の皆さん口を揃えて言うのが「5年やらんと分からんよ。」ということ。

正直私も最初は「この人だけかなぁ・・・」と思っていたのですが蓋を開けると皆さん同様のことを仰っている。そして「5年」と言った経営者の皆さんは不景気とか関係なく好調です。

逆に、口と勢いだけの経営者って華々しいのですがその後パッタリというケースが多いです。

そこで「3年」という期間はどういう期間かというと、まぁ、だいたい一連の業務を経験し、そつなく事業を回せるようになるのが「3年」くらい、と言った感じじゃないでしょうか。

これは自営、会社員問わずです(さすがに中途採用の会社員が3年後に結果出すというのはあり得ないでしょうが)。新卒なら3年目くらいから戦力化する、そんなイメージです。

ただ、「戦力」と言っても主体的に事業活動に参加するというよりは、多少任せても大丈夫なレベルに成長するのがそれくらいということです。自営なら事業がそこそこ回っている状態でしょうか。

その次に「5年」という節目が来るのですがここで仕事も事業も動き出すようです。

今の商売でまだ経験ありませんが、サラリーマン時代は5年目くらいからけっこう裁量を持って仕事してたように記憶しています。主体的な仕事ができるようになります。

なのでやはり「石の上には『5年』」じゃないかと思うわけですよ。

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「天職」とは何かという話になることがありますが、とりあえず目の前のことを5年くらいやってみないと分からない、ということです。嫌な職業、好きな職業、人それぞれだと思いますが、最低でも3年か5年やらないと本当にその職業の好き嫌いが分からないんじゃないでしょうか。いずれにせよその職業に就いたのは「縁」や「運」がそうさせているので「偶然」とも言えない気がします。

一方、一年やそこらで不平不満を言ってる人がいますが、あれって端で見ていると単なる愚か者にしか見えないのでやっちゃだめです。

ひとまず。

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