ダイエットは集中力

100609_1.jpg

会うといつも「ダイエット中」という人がいる。特に女性に多いわけだがそもそも太っていないし、年中ダイエットしている割にはこれといって痩せている様子もない。男からはいささか理解に苦しむが女子っていうのはそういうもんだと理解することにしている。

ただ、ダイエットはダラダラやっても意味がない。そんな年中カロリー気にして食事しても仕方ない。一緒に食事していても楽しくない。

だったらさっさと自分がダイエットに集中できる期間を決めてやってみるのが良い。ただ、ダイエット期間中、特に初期の頃は空腹が辛かったり、またエクササイズの時間確保のため仕事を早めに切り上げるなど実は「環境整備」が難しい。

こうした環境整備も含め自分が集中できる期間を決めるのである。

ダイエットとしてモチベーション継続できるのはせいぜい二ヶ月だ。それ以上だと精神衛生上良くないし、それ以上になるとダイエットではなく日常のトレーニングになる。

日々のトレーニングとダイエットは分けて考えるべきだ。

また、期間中のエクササイズメニュー、食事など考えなくてはならない項目は多い。当然生活のリズムが変わるのでそれに順応しなくてはならない。

予備知識、特に食材に関しての予備知識が重要。せっかく運動しても間違った食事をしてしまうと意味がない。脂肪燃焼は基礎代謝含め、日常生活の中でもわずかながら行われており、ダイエット中はこのわずかな脂肪燃焼も活用する。なるべく階段を使ったり、帰宅するときは一駅手前で降りて歩くなどけっこう脂肪燃焼の機会は作れる。だからこそ脂肪になりやすい食材は避ける方が利口である。

そしてどれだけの期間で実際にどういうプログラムを実行するか考える。これは初心者には難しい。これは情報を探すしかない。自分にできそうで、自分の決めた期間でできそうなものをとにかく探す。巷にはダイエット本が溢れかえっているがそれぞれ「何かしら実績のある人」が書いている訳だからどれか一つ信用できるメソッドを見つけてそれを行う。

例えば私はトータルワークアウトのメソッドを参考にしている。

トータルワークアウトのメソッドでは三週間で太りづらい体質に改善することを目的としているが、あれは理にかなっている。食事の内容などに関しても極めて合理的な内容を示している(ちなみにケビン山崎が開発したメソッドみたいに言われているが、さほど特殊なメソッドではなく、体系立てて理論化し、ちゃんとマーケティングしたという点だけである。原理原則は昔から同じ)。

この方法でよくリバウンドした、とかホリエモンが結局戻った、とか聞くが結局最後は本人の問題なので第三者に責任転嫁するのはよくない。実際私もリバウンドしている(年に3~5kg程度体重増減している)。

リバウンドは確かに良いことではないが、リバウンドに怯えて日々生活するよりも(むろんダイエット後の食生活や運動への意識は明らかに改善されている)重要なことは一度集中してダイエットすること。そして「成功体験」をすること。

この「成功体験」が後の人生を左右すると過言ではない。遅かれ早かれリバウンドするのだが(リバウンドすると最初から思っていても良い)、一度成功体験があるからまたダイエットできる。一度経験したものは次に経験したときに楽なものだ。

それと脂肪を3キロ落とすのは筋肉を3キロ増やすよりも遙かに楽だし短期間でできる。個人差はあるが一ヶ月で5キロ程度のダイエットはよく聞く話。短期間でも集中すればできる。

期間を決めてちゃんとやると結構な確率で成功する。ただし、食事制限だけのダイエットはお勧めできない。理由は簡単で運動が伴わないと脂肪より先に筋肉を燃焼するからで、結果的に効率が悪い(当然体にも良くない)。

ひとまず自分が集中してダイエットに取り組める「期間」を決めること。

 この本は食材についてよく書かれているのでお勧めの一冊である。というかここ数年で買ったダイエット本はこれくらい。レシピよりも食材の説明が秀逸。筋トレの基礎も書いてある。情報量も過度に専門用語もないので理解しやすい。

食事に関して量も大切だが「質」に目を向けた方が良い。概して太る原因というのは日々の食材選びも影響している。

 楽ではないが覚悟を決めればできるもんだ。そして成功したときにちゃんとご褒美があるのですよ。

No related posts.

facebook comments:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

書籍