飲み会の企画をしてみよう!

年に数回お友達を誘って飲み会を企画しています。

先日、久しぶりに銀座のビアガーデンでジンギスカンを食べようということで、20名ほど集まって頂いてしまい盛大に飲みました。

きっかけは完全に私の思いつきだったり、別な場所で誰かと飲んでいるときに「それじゃやろうか」ということで企画する場合もあります。

それで「飲み会を企画する」というのはいろいろと自分のスキルを磨くチャンスが盛りだくさんです。

●その1:企画力

まずは、どういうメンバーに声をかけるか。私の場合は「利害関係の無い人同士」とか「この人とこの人が一緒にいたら何を話すんだろうか?」とか、単なる私の好奇心だったりします。

あと、若い友達を誘うときは彼ら(もしくは彼女ら)の仕事や人生に良い影響を与えてくれる人を呼ぶ場合もあります。年の功と言いますか、私には変なお友達が多いので、まっとうな若者の仕事についてアドバイスできるオジサンたちをたくさん知っています。そして、こういう場合、アドバイスするほうもされるほうもwin-winなのです。

あと、協調性や積極性のある人を優先して声をかけています。私の周囲にはいませんが「お前何様?」という人がいるのですがそういう人は誘いません。

「飲み会」と言ってもやはりそこは知らない人同士が会ったりしますし、互いに配慮できる人同士だと「放っておいても」成立します。

そしてお店選び。

参加する動機付けとしてお店選びは重要です。人数次第ですが、「チェーン系居酒屋」はあり得ません。大学生じゃないんですから。それでも、リーズナブルじゃないといけません。この辺は誰かからの情報を入手したり、自分が過去に参加したお店でも良いと思います。ここで「センス」を疑われるので要注意。

●その2:調整能力(主にスケジュール)

私の友達は冗談抜きで「忙しい」のです。「忙しいフリ」をしている人はたくさんいますが、リアルに予定を押さえるのが困難な人多数です。月末月初でも参加できる人、できない人が別れます。

以前は、個別にスケジュールを聞いて調整していましたが、それだけで二週間ほどかかりました。はっきり言って面倒です。「なぜ私がそこまでする?」と思えるほど。

なので今ではfacebookで一括管理しています。これで効率が飛躍的に向上しました(笑)

そしてお店との交渉です。ただ電話して予約すればいいのですが、20名クラスの飲み会だと「ドタキャン」する人が必ず出てきます。もしくは「急遽参加」という人もいます。それで神経質な人はこういうところでイライラするのですが、「そういう想定外のことが起きる」と思っていたほうがいいです。

なので、お店に予約したあとであっても、何度か確認する作業も発生します。確認内容は時間や何人まで収容可能かなどなど。

なお、当日は最低でも15分前には行ってみんなが集まるのを待ちます。そのときにお店の人に確認したいことがあれば確認します。幹事が遅刻するのはタブーです(※特に大人数の場合)。

●その3:会計力(予算配分力)

会費は事前に参加者に連絡します。そのときにかかる費用ぴったりではなく、1割くらい多めに設定します。お金を集めるときに「端数」がでないようにしましょう。お釣りのやりとりが煩雑なのと、お店の人に両替してもらうのはダサイです。事前に「お釣りの無いように」と告知しておくのもスマートです。

また、多めに貰う理由としては「ドタキャン」や「コース以外のオーダー」対策です。お店によっては時間を延長する場合や、コースに入っていない料理やお酒を頼む場合がでてきます。あと、ドタキャンした人の分の支払いなどごく稀に発生します。労力使って幹事の持ち出しになるのは避けます。また、余剰分を「女子割」、「ヤング割」などに使うのも良いです。

●その4:ポジショニング力

宴会の中盤までは幹事は出入り口(※いわゆる「下座」)にいること。理由は「目印」と「集金」です。来る人は「幹事を目印」にするのです。その幹事が奥に座っていては話になりません。また、大人数の時は先にお金を貰いましょう。会計を円滑化するのもそうですがとりこぼしが無いとは限りません。

また、参加する人たちは「適当に座って」と言っても「自分のポジション」を計算します。最初に来た人は選択可能ですが、その後から来た人は座る場所を迷います。そういうときはすでにいる人、今来た人、これから来る人、の関係性を咄嗟に判断して「指定」するのも良いです。ここで「No」という人は滅多にいません(※喫煙者と非喫煙者も一応考えるように)。

●その5:スタート時間

たいていの場合、予定時刻に全員集まりません。ただ、開始予定時刻で始めても問題なし。結局10分くらい待つ場合が多いですが、基本的に遅れてくるのは本人の都合です。また、目安としては参加者の半数以上がいれば誰も文句言いません。

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あとはみんながワイワイ楽しく飲んでいるのを眺めたり、参加者同士が知らない人だったりした場合は互いを紹介してあげましょう。さすがに私の年齢のお友達だと、皆さんそういう場には慣れてますのでさほど気を遣う必要はありませんが、一応気遣いは必要です。

参加者によりますが、会費を徴収するときに領収書が必要かどうかを聞くのもいい気遣いです。

「幹事は面倒だ」と思っている方多数なんですが、20代からこうしたトレーニングをしておくことをお勧めしたいし、30代なら20人以上の飲み会を仕切れるくらいのスキルが欲しいところです。なので会社やサークルなんかで幹事が必要なときは率先してやりましょう。

なお、幹事をやるとコントロールがしやすいので思ったほど大変じゃありません。また、自発的に幹事をやる人に文句を言う奴は滅多にいない(※最低限の段取りができている前提)。ただ、勘違いして他人の飲み会を「仕切ろうとする奴」がたまに出てきますがそういうアホは二度と呼ばなければ良いだけですし、そういう奴は周囲からもウザがられているのであなたに問題はありません。みんなあなたの味方です。

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さて、今回は「飲み会の企画方法」について書きましたが、次回、難易度が高い(?)と言われている「完全アウェイな飲み会にゲスト参加したときの作法」をご紹介します(掲載日未定w)。

 

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