たまに場違いなところも悪くない。
昨日は、珍しく某カメラ雑誌のイベントを見学してきました。
いままでこの手のイベントには「へぇ~。」と思うことはあっても足を運ぶことは無かったのです。皆さんうすうすお気づきかと思いますが、私はこういうところのアレというのは苦手といいますか、違和感があると言いますか(笑)
もうね、なんというか単純に楽しめないと言いますか、撮り方のスタイルもそうだし、取り組み方も違うと言いますかね。
ただ実際行ってみて、普段ビジネスとして接していても、こう単純に楽しむ気持ちも大事だな、と。
会場はけっこう盛況でして、こういうイベントって人気があるんだなぁ、と(今年で6回目だそうです)。そうは言ってもこの雰囲気に私のようなハゲたオッサンはいささか浮いているわけです(想像通りでしたが)。
それでカフェコーナーで普段なら絶対頼まないアップルレモンティーなるものを飲みながら周囲を観察。
もうね、違和感MAX!(苦笑)カフェコーナーのお姉さんと軽く談笑し、周囲を見渡すとカップルやら写ガール風なお友達同士で来場していたり和気藹々とした雰囲気でしたね。普段見ない光景なだけに新鮮な感じ。
テーブルの上にはフォトジェニックな感じでこれまた面白い。
それでイベントがイベントなだけに「勝手に写真撮っていいですよ」みたいな雰囲気もいいです。そうした側面を意識した見せ方というかディスプレイなのもこうしたイベントならではかと。
それでiPhoneに変えてからカメラを持ち歩かなくなったわけですが、このときもiPhone大活躍。ただ、どうしても「持ち方」の関係で縦アングルが必然的に多いのだけどね。
それで場内をフラフラと2周ほどし、展示物なんかも見学。ただ、こうしたイベントで写真を見るときに「どういう立ち位置」で見学すればいいのか未だに分からない。「どれも同じように見える」と言ってしまえばそれまでだし、タイトルもチープなものが多い。私は写真なんぞは人それぞれの楽しみ方があって然るべきだと思ってるし、比較的そういうところは寛容なほうの人間だと思っているのだが、どうしてもこういうところで写真を見ると「ビジネスとしてアリかナシか」とか考えちゃうのですよね。
基本的に他人の写真を批判しないのですが、この辺の頭の切り替えが難しい。
そして悲しいかなもう私も初老の領域に入ってきているのでこういうところで展示されているような写真の感性は持ってないんだよね。なんというか感覚では撮れないというか、「日常を切り取った」みたいなのは無理だねぇ。
ようするに抽象的なものというのはお金にならないのでどうしても具体性を求めてしまう。「綺麗でしょ」とか「なんかいいよね」というフィールドで過ごしていないのでやはりこういう感性とは違うんだろうな。昔はそんなノリで撮ってたし、それが楽しかった時期もあったんだけどなぁ(遠い目)。
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いろいろと気付きはあるので機会があればこういうイベントには積極的に行ってみようと思った。
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