個人事業主オフショアを使う。
久しぶりに機材のテストをしています。そんなんでいちいちモデル使ったりする訳もなく、もっぱら愛用のボロチャリを使うことになるのですが、自転車の耐用年数って何年くらいなんでしょうかね。
さて、そんな話はさておき、詳細書けませんが現在試験的に海外に業務の委託をしています。当初、私が直接ディレクションしようと思っていたのですが、つたない英語力では面倒なので間にディレクターを入れてやっていますが、これがまぁ何というか。
私が英語で直接やりとりしている訳ではないので相手の雰囲気分かりませんが、少なくとも今のところ「想定内というかまぁこんなもんでしょうかね」くらいで進んでいる。
以前も誰かと議論したのだけど、オフショアを使うメリットって;
・時差
なんです。コストじゃありません。確かにコストの優位性を否定はできないのだけど、24時間作業が進行することを重んじている。なので日本との時差がさほど無いようなエリアにお願いすることはない。もし頼むとするならばそこは完全に「コスト優先」となる。
時差を優先する理由としては事業活動においてその原資たる資金には資本コストが発生しており、実際のところ「速さ」を優先した方が資本効率は良い。誤解を恐れて補足すると資本コストを上回るコストメリットがあるならばそれはそれで判断としては間違っていない。
ただ、コスト、すなわち「価格差」というのはあくまで「裁定余地」なので成長めざましい国だと年々そのコストは上昇するわけで、いずれ自国と現地国の「裁定余地」が無くなってくる。
そう考えると最初から「速さ」を優先したほうが良いと思う。「ただ安い」というだけでオフショアを使うのは浅知恵。
特に、ITやクリエイティブな分野というのは日進月歩なのと、アジア以外の「非英語圏」でも近年英語通用度は高まっているので現地語でやりとりするような不便さは無い。頼む仕事の内容もよほど複雑なものでもない限り、依頼する側と受ける側のコミュニケーションの問題で、これを克服できれば国内で頼むよりも遙かに効率が良い。
私の過去の経験から言うと、日本人でも「おまえ日本語わかるか?」みたいな奴というのは少なからずいるのでそうした経験を踏まえると、むしろまずまず悪くない、とすら思っている。
前述したけど、日本人でも何度言っても日本語が伝わらない、こちらの意図を汲まない奴というのはわんさかいるし、そういう連中相手に説明する「手間」というのもまた「コスト」なのである。なのでそれと比較しても「だったら最初から英語でも同じじゃん?」、「どうせ伝わらないならこっちのほうがマシじゃん!」と思っている。
いずれにせよこれからいろんな課題や不備、不満が出てくると思うけど、そうした多少のリスクを考慮しても国内で発注するよりもメリットは多いと感じている。
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