池袋と赤羽 火曜日の楽しみ
火曜日は「仕事しなくても良い日」、と一応決めている。別に定休日というわけではないし、やることがあればやるわけで、その辺は曖昧。それで昨日は早朝サクッと雑用を片付け、前から気になっていた資料探しでもしようと珍しく池袋まで足を運んだのです。
撮影関連の資料を探すのが目的なんだけど、なんだけどもさ、これがやはり無い。すでに国内出版物は立ち読みすらしないので洋書を探すことになるのだが、あえなく撃沈。結局のところ現地行かないとダメなんだろうな、というオチで納得する。
それでせっかくなので「池袋と言えば『うどん』」なので軽くうどんを頂く。
ここのうどんは手打ちで麺の太さにほどよいバラツキがあり、且つコシもあって旨い。某有名漫画にも登場したお店で、昼時になると長蛇の列ができる。私は並ぶのがイヤなので時間をずらして行ったが、麺類というのは混んでいるタイミングで行った方が茹でたてにありつける確率が上がるわけだがこのときはちょっと伸び気味で残念だった(この伸び気味の食感も嫌いじゃないんだけどね)。
それで書店を巡り、電気店やらカメラ店を覗いてはみたものの、何一つ目的が達成されず不発な感じ。時間も早いし前から気になっていた「赤羽」まで足を運ぶことにした。
勇んで赤羽まで来たのはいいのだけれど、いつも通りノープランなのでどっちへ行こうか悩む。まぁ、適当に歩きゃなんかあるだろう、ということでフラフラ歩く。
赤羽という街は噂では聞いていたけど、昼間からピンサロやってたり、炎天下の中怪しい呼び込みの兄さんも散見される。
ひとまず適当な立ち飲み屋があったので入ってみる。箱は大きいがご常連たちがカウンターで呑んでおり、そこの隙間に入れてもらう。
とりあえず瓶ビールを飲みながらいつも通り携帯で写真撮ろうとしたら店の店主が不機嫌な顔をした。
「ああ、そうか、ここはこういうのナシか・・・・・・。」
仕事柄というか、性癖みたいなもんなのだけど、なんか撮らないと落ち着かない。でも、やはりその店のルールはルールで尊重すべきなので我慢する。
このあと、隣で呑んでいたお客さんに;
「いつもなら怒られるよ。」
と教えてもらう。
瓶ビールを呑みつつ、クジラの刺身をつまみながら店内の様子をうかがう。値段は上野界隈と同じくらいだろうか。近所にこういう店あると助かる、そんな感じの店だな。
むろん、私なんぞは他のお客からみたら「ただの若造」でしかなく、ここはテレビを見るふりしながらそんなお客同士の会話を楽しむことに。
「会話」と言っても酒飲み同士の会話なんぞはもっぱら「酒の話」で、「このあいだ○○行ったらよ、11時半なのにツマミなんもねぇーんだよ、ダメだなありゃ。」とか「酒は瓶で出すのが正しい」とかそんな話。
それでついつい飲み過ぎてしまう、というか赤羽というアウェイにもかかわらずいつも通り呑んでしまう。ツマミのラインナップが「秀逸」なのだ。そして前述の隣のお客さんとあれやこれや話し込んでいるうちにけっこうな量を飲んだらしい。店主に「そろそろやめろよ」と言われる。
ほどよいところで退散。
せっかくなのでもう一、二軒やっつけようと思ったのだがすでに酔っているのでそのまま帰途に。
気付けば外はドピーカンってやつで日差しが痛かった。
赤羽なんて滅多に足を運ばないとは思うけど、やはり酒飲みが好む街というのは何かしら共通点があるので面白い。
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