イチローの打率から学ぶべきこと。
イチローという野球選手がいます・・・・、皆さん知ってますよね。
世紀の大打者でいろいろな記録を持っているのもご承知の通りです。この辺について異論は無いと思います。ついでにいうと2012年の年俸が2,450万ドル(約20億円)で4位です。
メジャーリーグで4位ということは世界で四番目の年俸の選手ということでもあります。
さて、それでイチローの2011年の打率はと言うと;
.272(2割7分2厘)
でした。20年の通算打率が.335ということを踏まえると2011年はイチローの野球人生においては不調の年だったとも言えます。
それでも世界で四番目の年俸なのです。
さて、ここからが本題です。
普通なら「3割打者はすごい」と思うのですが、ひねくれ者の私はちょっと見方が違っていて;
イチローですら10回中7回は失敗している、
よね?、ということ。
逆に言うと10回中7回の失敗というのは評価され、「失敗のうちに入らない」とも言える。
そこで自分たちの日常に置き換えてみて、人というのは「一度の失敗」を恐れて行動しないわけだけど、一度の失敗というのは確率で言うと「まだまだこれから」であってそれで善し悪しを決められるようなもんでもない、ということ。
実際のところ一度の失敗というのは本当に失敗かどうかすらも分からない些細な出来事。
確かに何に挑戦するかなど人それぞれシチュエーションは違うと思うけど、イチローの例で言うならば、少なからず世界のトップを走り続けている男が、さらに上を見て日々練習していても「10回中7回は失敗している」という事実を踏まえると日常の中にある我々のような凡人の失敗というのは「必然」であってむしろ上手く行くほうが「偶然」だと思っていた方が良い。
ましてや努力もしてないのに上手く行くことなんてありゃしないのだよ。
偶然を必然に近づけることが「努力」であって、偶然を期待して日々生きていても進歩はない。
ただ、こう書くと「自分にはセンスと才能があるから関係ない」と反論される方もいると思いますが(私の人生じゃないのでいいんですけどねw)、私に言わせてみれば「努力できることが才能」であって、「間違った努力をしないことがセンス」なのだよ。
イチローは天才だと思います。でもそうした天才が努力する才能とセンスを持ち合わせて日々精進しているのです。
他人の批判なんてしている場合じゃないんだよ。
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