企画>品質>価格
私が今手がけているビジネスで心がけているのは「企画」、「品質」、「価格」の3つ。優先順位は;
企画>品質>価格
の順番。「絶対こうだ!」なんて思っていませんが、まぁ、制限がないというかスタート段階でこの3つと優先順位で考えることにしている。これは投資における意志決定も同じ。
●企画
ここで言う企画というのはかなり広義だ。そもそもニーズがあってそのニーズを満たしてくれるもの、と言ったところか。これまた面倒なのは「ニーズ」というのは課題だったり単なる欲求だったり、お客に対する提案だったりする。
そういう意味で「広義」なのだ。
例えば新規ビジネスならどういうターゲットに対してアプローチするための製品やサービスなのか。ばかげているほど当たり前のことで、誰かの琴線に触れ、興味を持って貰わない限り何も始まらない。「自分が良ければそれでいい」というのは「趣味」の話であってそれとは違う。
●品質
品質というのはそのままで、企画に対する品質だ。どんなに企画が良くても品質がダメならターゲットの琴線に触れてもそこ止まり。「良いんだけど粗悪な物」というのは世の中に溢れている。
風呂敷広げるのは良いのだけど、品質が伴っていないとそれは単なるホラ吹きになってしまう。私はホラ吹きになりたくないので品質に一番気を遣っている(※気を遣っている、のであって「できている」ということではない)。
●価格
日本経済も不景気が続いているおかげで「価格ありき」で論じられることが日常化してしまった。それはそれで企業や個人の考え方であって私としては「どうぞお好きに」くらいの感じ。
ただ、私は「単なる安売り」というのはもっとも低脳な奴がやることだと思っているので安売りはしないことにしている。ならば企画と品質を高める努力をするのが本来あるべき姿であり、企業努力とか自己啓発というのはそういうものだと思う。
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さて、日々の仕事に忙殺されていると、自分のビジネスのバリュードライバーが何で、顧客はどこに自分たちのサービスや商品に価値を見いだしているか(もしくは見いだされてないか)を考えることを忘れてしまう。
まぁ、「忘れてしまう」のは私だけかも知れないのだけど、あんまり複雑に考えるのが苦手な性分なので前述した「3つの要素」をいつも考えている。
そして、なんとなーくなんだけどこの3つのバランスを常に意識していれば成功するというよりは失敗しない確率は高まるんじゃないだろうかね。
もっと言ってしまえば「価格(だけ)戦略」と言うのは数ある戦略の中の一つにしか過ぎず、価格だけを競合と比較しても生まれる知恵なんて知れている。実のところ考えるべきことや、やるべきことは他にたーーーくさんあると思うがいかがだろうか?
そして今現在、生き残ってイケイケの人や企業というのはこの3つのバランスのとり方が上手い。
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