「これでいいや」はNGだから。
昨夜は台風にも関わらず、お友達のH氏と茅場町で飲んでいた。
茅場町には立ち飲みの名店があり、年に2~3回訪れている。
さて、本日はそんな話ではなくH氏と話しながら「それは違うぞ」という話があったのでその辺の話を。
まぁ、H氏は某有名なコンサルタントが経営する上場会社で働いている。聞けばビジネスパーソンなら誰でも知っている「お方」だ。それで先日彼はとある件でその有名コンサルタントに烈火のごとく怒られたという。
それで私が聞いたところではH氏に非がある、という結論。
確かに友人H氏の言わんとしていることはよく分かるし、恐らく世間のサラリーマンの回答としてはそうなるだろうということは容易に想像できる。「雇用される側の理屈」としては賛同も得られるし、共感もされる。
が、立場を変えて「経営者目線」に立つならそれはNGなのである。
なぜかというと提案や代替案に「これでいいや」という妥協が見えるから。
本来持っているポテンシャルを最大限発揮せず、「ほどよい落としどころ」を見つけた結果なのが見え見えなのである。物事優先順位というか重要度があるのでマネジメントサイドも時には妥協するが、「譲れない場合」というのもある。
実のところ「手抜きか否か」というのはマネジメントサイドに立つと簡単に見抜けることができるようになる。なぜかというと指示をするほうはゴールが具体的に見えているから。
恐らくここがサラリーマンと経営者の違いとも言えるし、組織で出世する奴としない奴の分かれ目でもある。
どんなに表面を繕っていても、どんなに従順であろうとも、見抜かれていると思っていた方が良い。ようするに手抜きなんて通用しないし、通用したとしてもそれは「勘違い」であって実のところ信用を失ったり、チャンスを逃している。
「妥協をするな」と言うつもりはないのだけど、妥協していると少しでも感じるならそこには相応のリスクがあるということ。そのリスクというのは自分自身に降りかかるリスクであって、損をするのも自分自身。
だから「これでいいや」はNGなのだ。
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