武蔵小山をぶらぶらと ~「孤独のグルメ」風~
天気は悪いし、土曜日なので躊躇したが、「ぜんぜん飲み歩いていない」とブログに書き、「これじゃいかん!」と久しぶりに一人ふらふらと飲みに行くことにした。
上野と武蔵小山で迷い、結局近場である武蔵小山に行くことにした。天気はあいにくの雨模様だし、カメラを持っていてもなかなか撮るテンションにならず。到着して早々に目的の店へ向かった。
●一軒目:武蔵小山の名店
この店は昼間しかやっておらず、地元の人たちに人気の店だ。夕方5時頃行くと閉まっているということも珍しくない。天気が悪いせいか先客たちがいるにはいたがいつもほどの混み具合ではない。
店内に入りおもむろに席に着く。こういう店では座る場所というのが難しく、私のようなたまにしか来ないような一人客の若造は奥の席(ご常連席)を案内されることはなく、だいたい入り口のそばである。
とりあえず「瓶ビール大」を頼む。この店のルールは「注文どうぞ」と言われる前に注文しようとすると「あとで聞きます」と返されるので注意が必要だ。
ビールを飲みながらツマミを物色する。だいたい周囲の客が何を食べているか見つつ、とりあえず「とんちゃん焼き」というもつの味噌焼きともつ焼き(レバー)を頼む;
これが食べたくて来ているのだが、いつも同じというのも芸が無い。周囲を見渡すとスパゲティサラダとか、ポテサラなんか頼んでいる。スパゲティサラダは盛りも多めで惹かれる・・・。ただ、来る前に軽く昼飯を食べてから出てきたのでいささか満腹感がある。これは反省。
天気が悪いのも手伝って、店内に空席が目立つ。そうは言っても時折地元のご常連たちがやってくる。
「おお、○○ちゃん!遅いね!」
「こんばんは。。。」
みたいなやりとりがあったり(ちなみに15時前ですよ)とこの店独特の空気が流れる。
最初のビールが無くなり、ツマミももう一品くらい頼みたい感じ。このあとのことを考えるとここでビールを飲むと腹がきつくなるあのでバイスとガツ酢を頼んだ;
それでこの「バイス」という飲み物は何かというと、当ブログでもたびたび登場しているがコダマ飲料というところが作っている焼酎の割材である。シソエキスが入っているかどうか分からないが味は「小梅ちゃん」というあのあめ玉に近く、色もいささか人工的だ。個人的にこの異様な飲み物が好きであればいつも頼んでいる。ただ、これを置いている店は少ない。
ガツ酢とバイスでいささか酸っぱい感じがダブったが、まぁ組み合わせとしては悪くない。ガツ酢は気前の良い盛りつけで、ガツも厚めで食感が良い。
軽く飲み食いし、ほど良く酔ったので次の店に行くことにした。
●二軒目:昼間からやっている立ち飲み屋
武蔵小山に来るとだいたい行く店は決まっている。概ね三軒がベースであと一軒と言った感じか。当然のように二軒目もいつも行く店へ。
前の店が「肉中心」だったのでちょっと魚が食べたくなる。飲み物はビールって感じでも無いのでこの辺りから得意の「酎ハイ」を頼む。軽く酎ハイに口を付けながらツマミを思案する・・・。
隣の客はマグロのブツを食べている。マグロは捨てがたいがそれも芸が無い。候補は「〆サバ」と「エンガワ」で結果的にエンガワが勝利した;
それで一人ご陽気に写真を撮っていると隣のお客さんが;
「前の店にもいらっしゃいましたよね?」
と声をかけられる。
確かにこの時間は行く店が限られているので同じ時間帯で見たことのある人たちが周囲で飲んでいることは珍しくない。そしてこのお客さんと意気投合し、この店でかなり飲む。
それで最初は私より「年上」だと思っていたが実は一歳年下ということだった。人は見かけによらないのである。何やらこの日はご家族が出かけてしまい、一人初めて武蔵小山に来たとのこと。お父さんたちも息抜きが必要なんですねぇ。
ひとしきり話し込み、悪い人じゃなさそうなので「それじゃせっかくなのでもう一軒行きますけど行きますか?」ということでもう一軒寄ることに。
●三軒目:立ち飲み中華
このときすでに酔っている。写真を撮ることも忘れ飲んで話す。こうして偶然出会うというのも「一人飲み」の気楽さというか自由さである。ひとまずお互い連絡先を交換する。
それにしてもここの中華屋ツマミもさることながら中国人のおばちゃんが良いのである。
ここでも散々飲み倒し、このあと流れで三軒茶屋に移動することに。
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ひさしぶりに一人でふらふらしたがやはりこれは楽しい。
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