なんとなく新宿三丁目
新宿のYカメラにちょっと用事があったので副都心線で渋谷から副都心線で新宿三丁目から歩いて行くことに。
それで以前から「新宿三丁目」は気になるエリアだった。
なぜ気になったかというと、「新宿」よりは外れにあって、それにも関わらず意外といろんなお店やデパートがあって「街並」としてそこそこ「華」を感じていたからだ。この「華」と言っても感じ方に個人差があると思うのだが、新宿や渋谷ほどの人混みはなく、かといって銀座ほどのノーブルな感じもない。これはあくまで「感覚」の話だが。
強いて言うなら震災後、都内の繁華街から「ネオン」というか「明かり」が無くなり、フォトジェニックな感じの場所を探すのも大変になったのだが、この辺はまだそうした「明かり」を感じることができた、ということだろう。
また、途中、世界堂で撮影に使う小物を物色してみたり、ふらふらするのにちょうど良いお店もそれなりにある。
そういう意味では「新宿」ではなく「新宿三丁目」というのは私の中ではそれなりに個性を感じたということ。
それでYカメラへ向かう道中、漠然と歩く方向だけ決めてパシャパシャ撮り歩いた。
まぁ、それにしてもよく歩くと思う。人に「趣味は散歩です」と言うことはあるのだがどうも私にとってこの「歩く」というのは単に「散歩」というわけでもないようだ。
考え事をしたり、考えを整理するのも散歩中だったり、カメラを持っているときならば「何か面白いものはないか?」と自分のクリエイティブに問いかける場合もある。むろんウオーキングではないので服装も普通だ。とりあえず常にキョロキョロしている。なので誰かと一緒に散歩するというのは「理想とする散歩」とはちょっと違う。
また、「撮るために歩く」というよりも「歩く動機付け」として「撮る」というほうが正しいかも、と最近思っている。
それで甲州街道から新宿西口を目指して歩くのだが、それだと「普通」なのでちょっとだけ横道にそれてみる。この「ちょっとだけ横道」というのがポイントで、「遠回り」とは違う。
ほどなくして「新宿」駅の南口界隈にさしかかる頃合いになるともう「新宿」だ。「新宿三丁目」との境目はこの辺あたりと個人的には線引きしている。そして、この辺に来ると若かりし頃仕事でウロウロしていたことを思い出す。
途中、小腹が空いたのでそば屋で軽く「もりそば」を。
ちなみに新宿は「立ち食い」にルーツを持つそばの激戦区だ。新宿に来たら「必ず」いずれかのお店でそばを食べている。店名や場所は言わないが、こうした店が複数ある、とだけ言っておく。新宿でのご褒美は「そば」なのだ。
そばを食べたら急に落ち着いてしまった。
またすっかり見慣れた光景なのも手伝って、さっさと東口経由で西口のYカメラへ向かった。
今年も残すところあと僅かですね。
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