北千住デビュー
久しぶりに恒例「筋トレ合宿」をやった。しばらくやっていなかったのだが久しぶりの開催となった。それで今回はいつもと志向を変えて「南千住」で開催した。
今回は北千住ホームのY氏と二人で実施。トレーニング自体はそこそこに、むしろ南千住のセントラルには「風呂」があって風呂を満喫♪やはり湯船に浸かる喜びは日本人の特権だ。
筋トレして、風呂に入り、そのあとはやはり「ビール」である。南千住から歩いて北千住へ移動した。
歩きながら普段眺めている世田谷の空気感との違いを感じる。なんせこの界隈は東京都内でも有名なダウンタウンエリアだ。
自宅から遠いので来るモチベーションが沸かなかったのだがこうして来てみるとやはり面白い。「下町」の空気感がありつつ行き交う人の雰囲気の違いも面白い。「人の雰囲気」というのはいささかガラがよろしくない、ということなのだが・・・。
ほどなくして荒川を越える。「荒川」と言えば金八先生だ。夕まづめがなかなか良い。世田谷というところに暮らしていると「空」を見る機会が無い。すっかり慣れてしまったのだがこれは人間の本能として不自然なことだ。
歩きながらY氏と談笑しながら撮った。撮りながら歩くというのはいささか時間がかかるのだが、まぁ、初めてで珍しいものばかりということでご容赦いただいた(笑)
この界隈も東京のほかのエリア同様再開発が進んでいるようだ。南千住のあたりは真新しい高層マンションが建ち並び、ショッピングモールが作られていた。これまた時代の流れなんだろうがこの新しく造成された街というのはいつも不自然な感じがして馴染めない。
足立市場を過ぎたあたりから徐々に「北千住」っぽくなってくる。それにしても初めての場所というのはわくわくしてしまい、思わず周囲をキョロキョロしてしまってまったく先に進まない。
そういえば10年前、東京出てきたときに、今の場所か「町屋」に住むかで迷ったことを思い出した。当時の職場が表参道だったので乗り換えなしで行けるのは魅力だったのだが、結局今のところにしたんだっけ。
なんだかんだ言いながら今の場所に10年住んでいるってことはそれなりに気に入っているんだろう。
そんな話はさておき、駅前でH氏と合流し、とりあえず北千住の飲み屋街を歩く。
久しぶりに人の案内で歩いたが、これはこれで楽ちんだ。なんせ私はアウェイから来た「ゲスト」なのだからして彼らのチョイスを楽しませて頂くことにした。
それにしても北千住の「飲み屋街」というのはなかなかワンダーワールドだ。キャバクラやピンサロなんかもある。猥雑で胡散臭さがある。ピンサロの看板、しかも「いかにも」という看板を見たのは何年ぶりだろうか。
そうこうしているうちにH氏行きつけの串揚げ屋でまずは喉を潤すことに。
店内は立ち飲みスタイルである。カウンターが「コの字型」をしており店内は多数の先客でごった返していた。三人で行ったのだがこの店は一人かせいぜい二人が「ベスト」だ。三人だといささか居心地がよろしくない。
値段はさほど安くも無いのが残念だったものの、仕事帰りに一人で「ちょっと寄る」感じならせいぜい千円くらいだろう。続きは帰ってからやればいいわけだし。こうしたローカルな飲み屋というのは「昼飯代+α」くらの客単価を狙うのが長続きするポイントだ。
そうは言っても、「さほど安くない」と書いたが我々はすでに「かなり安い店」を知ってしまっており、どうしてもそことの比較になってしまう。そういう意味では見る目の厳しい客である。
そして必ずこうした店では「瓶ビール」だ。
これは譲れない。
断然瓶ビールが旨いのである。ちなみにジョッキに入った「生ビール」も「瓶ビール」も中身は同じである。「生ビール」というのは今ほど製法が確立されていなかった時代の名残であり、ジョッキに入った生ビールというものは「注ぎ手の技量やサーバーの管理状態」が試される。結果的に「瓶ビール」のほうが外れが少ない。
この店を後にし、宮崎地鶏の店へ。さすがにちょっと酒が入ると写真が疎かになる。
カメラを持ち歩かないで飲み歩くとどれだけ楽か・・・、と思うときがある。ただ、そうしてしまうとただの飲兵衛になってしまうわけで、見方を変えると「写真を撮る=飲み歩く言い訳」だったりする。
さらに三軒目は暖簾に「大衆酒場」と書かれているお店。実はこの「大衆酒場」というキャッチコピーを掲げる店に外れは少ないという経験則がある。これは横須賀でも上野でも同じ。ちなみにあくまで「経験則」なので「法則」とは異なるので外しても私の責任にしないように。
そしてこの三軒目で頼んだ「酎ハイ」がなかなか凛とした佇まいである。
これはなかなかお見かけしないご立派な酎ハイである。炭酸のキックもほどよく効いている。グラスのシズル感もなかなかそそる。グラスの口当たりも私の好みだ。ちょっと甘いのが気になったがこの酎ハイは悪くない。
そして四軒目にホルモン鍋屋さんへ。
この頃になると酔いも周り、写真を撮ろうという気力無し。でもこのお店は親子で経営しているらしく、こじんまりとして清潔感のあるお店で好感が持てた。
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ってことで北千住デビューはなかなか面白かった。
また行きたいところだ。
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