大阪な場所 ~日本橋・難波~

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新世界をあとにし、日本橋経由で難波へ向かうことに。

大阪の日本橋は「にっぽんばし」と読むのが正しく、現地で「にほんばし」など言おうものなら怪訝な顔される。

それで昔は東の秋葉原、西の日本橋と言ってここも「電気街」であった。「でんでんタウン」の愛称で呼ばれており、愛称は残っているが秋葉原同様いささか変わってしまった。

R9317837-1.jpg昔は上新電機やニノミヤがブイブイ言わせていたり、パソコンと言えばソフマップだった頃が懐かしい。ニノミヤ以外は残っているが、昔とは違う。でも、気のせいか歩いていて秋葉原よりもまだ「雑多感」があって、難波に向かって堺筋の左手の筋にもけっこういろんなお店がある。

R9317843-1.jpgこの「いろんな」という表現に私の言葉足らず感が出ているのだが、どうカテゴライズしていいのか分からない感じの店ということだ。アキバにだってそういう店はあるのだが、雑貨屋というか、無線屋なのか・・・、無理にカテゴライズするのは野暮だな。

R9317849-1.jpgひとまず歩くことに。時間がないわけでもないのだが、できれば多くの場所を歩きたい性分ゆえにとりあえず歩く。すでに昼時を過ぎており、新世界で結局何も食わずだったのでそろそろ小腹も空いてきた。するとさすが大阪、とりあえず「タコ焼き屋」はどこにでもある。

ただ、どこのタコ焼き屋にするか迷うという問題もある。さらに、タコ焼きで腹を満たしてしまうと次に食べたいものが出てきたときに困る。すると丁度よく「たこせん」を売っているタコ焼き屋を見つける。

すかさずたこせんをオーダー。ちなみに100円なのだが金髪の店員さんに「50円プラスでネギたこせんになりますよ!」と言われ言われるがままに。

R9317855-1.jpgずっとタコ焼き焼いている。しかも客が途切れない。極端に混むわけではない店だが焼けた頃合いに客がどっと来て買っていく感じ。大阪人はタコ焼きが焼けた頃合いが分かるのか?

すると私が頼んだ「たこせん」が登場。

R9317856-1.jpgう~ん♪これこれ♪♪

私は「たこせん」が大好きだ。大阪に来て、見かけたらとりあえず食っている。しかもネギをトッピングしたことで贅沢感マシマシである。たこせんは100円でタコ焼き二つがベーシックだ。これを100円で出すという大阪の文化には感謝するしかない。しかもここのは天かすまで散りばめられているではないか!ビールがないのが酷である。

量も「おやつ」として小腹を満たすには丁度良い。このセンスは大阪ならでは。

小腹を満たしたところで再び歩き出す。

R9317857-1.jpg天気が徐々に怪しくなってくる。途中、道具街を通りながら難波を目指す。

R9317861-1.jpg日本橋、難波間は比較的退屈せずに歩ける。距離もさほど無いからだろうがこれは良い。実はこうした駅と駅の間を退屈せず歩けるエリアというのは全国的にも多くはない。

東京だと上野-御徒町間くらいじゃなかろうか。札幌だとススキノ-大通り間が該当するが、飲食店はあるが雑貨屋的なお店は無い。

それで難波に到着し、目的の店へ向かう。

R9317863-1.jpgさて、勘の良い方はお気づきかと思うが・・・;

R9317865-1.jpg「キャベツ焼」である。難波に来たらこれ食わないと。とりあえず一個買う。

R9317866-1.jpgこれで130円は驚きだが、この店のもう一つの役目として私の「物価バロメーター」としての機能もある。

だいたい二年毎に10円ずつ値上がっている印象だ。参考までに2005年9月の写真が;

dsc01347-1.jpg今回印象的だったのは値段はさておき、店員さんが中国人だった。さして態度が良いわけでもなく、むしろ客がいようがいまいが喋っているような店員さんだった。今じゃ東京のみに限らず全国的に見かける光景ともいえる。

この辺は行く人によって受ける印象や解釈は違うと思うがいずれにせよ価格の割にバリューの高いファストフードであることに変わりはない。

やはり大阪きたら「たこせん」と「キャベツ焼」食わないとならんよ。

そうじゃないと大阪来たなぁ、っていう達成感がない(※個人の感想)

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