
ブログのリニューアルします!と高らかに宣言して以来、全くリニューアルされる気配がありませんが、作業自体は進んでいます。そろそろリニューアルされますが、「ある日突然変わってる」ということになりそうです。
そしていい加減「事務所概要」も入れようと思っている。そんなに凝ったものを作るつもりはありませんが(事業自体がシンプルなので凝りようがない)、やはり伝える努力というのはしなくてはなりません。
それでふと思ったのがビジネスドメインの中で「主戦場」をどう考えるか、ということ。
以前、「(個人が)専門性なんて持たない方が良い」というようなことを書きましたが、一方、事業活動における「専門」というのはどうなのかな?と考えたわけです。
結論としては一つの製品やサービス、特定の市場や顧客に注力するのは今の時代はかなり危険だよな、ということ。表現が難しいのだけど、いくつか思いついたパターンを書いてみる。
●少数の「顧客」に売上げを依存する場合
恐らく普通の企業は売上げを一社に依存することを嫌う。その顧客である一社がある日突然「無茶を言い出す」ことも考え得るし、下手すると倒産するかも知れない。
また、一般的には売上げの20~30%を一社の得意先に依存するのは危険という経営者もいる。これも前述した背景を考えると理にかなっている。だからこそ「新規顧客開拓」という未来永劫終わらない活動をすることになる。
しかも新規顧客開拓というのは既存顧客にかかるコストの5倍はかかかる。とにかく新規顧客の獲得にはコストがかかるのだ。
●単一の製品やサービスに売上げを依存する場合
老舗企業に多いと思うのだが、商品の寿命(市場の変化)がある日突然やってくる、法令が変わる、競合との価格競争に巻き込まれるなどなどリスク要因は多い。単一のモノで食えているということはブランド構築が上手く行っている裏返しではあるが、時代の流れには逆らえない。この場合、新しい販路を見つけ出すか、製品やサービスをリニューアルもしくは新商品を開発するというのもよくある戦略。
ただ「新製品」というのは博打に近いので当然リスクはある。
●単一の販売チャンネルに売上げを依存する。
「少数顧客依存パターン」に近いですがこの場合、主戦場が特定の「市場や販売チャンネル」に依存することを指す。ただ、こうした事業の場合、市場を変える、販売チャンネルを変えることが比較的容易な事業が多い。例えるなら「占い師」(※今時期のたとえとして微妙ですが)みたいな商売。
銀座の駅前でやっていて、どうもイマイチなので表参道でやってみる、もしくは渋谷でやってみる、みたいな。「占い」というビジネスはそのままで「ターゲット層=市場」そのものを変えてしまう。「占い師」を例にしたけど「移動販売系」です。
ただ、これの弱点はターゲット層が変わるので、ブランド構築ができず、結果的に信用も作りづらいという弱点がある。
●フローかストックか
「フロー」と「ストック」の事業はどうか。フローは所謂「受託」系のビジネスで、建設業やらシステム開発なんかがそうだ。世の中の70%の商売が「フロー」と言われている。前述したが「フロー」の場合、少数顧客に依存する傾向があるので常に新規開拓をし続ける。
一方「ストック」は端的に言ってしまえば「在庫商売」で、メーカーや小売業、卸売業が当てはまる。言ってしまえばフローの商売に比して「手離れが良い商売」と言ったところ。過去の蓄積(著作物やナレッジなど)で商売するような場合も当てはまる。
そして「ストック」の場合は「在庫リスク」が考えられるが「売る商品」を選べる。小売業にとっての「強み」は売るモノを選べることなのだから「売れる物を仕入れてを売ればいい」わけだし、新規出店という市場開拓もできる。「新規出店」というのは単に「足し算」なので規模拡大はできる。また、在庫は持っているのでネット通販も可能。
しかし、今ではメーカーや卸売業もネット通販には参入しているので絶対優位な立場というわけでもない。
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さて、ざっと見て分かるのはとりあえず「安息の地」なんて存在しないということ。ある一定の期間を一つの事業や市場に注力するのは必要だが、常に新たな戦場を探す必要がある。また最近では一つの戦場と武器に固執して失敗しているケースが増えている(日本メーカーのテレビ事業)。
これは企業に限らず個人もだ。
まずキモに命じることは;
・「安息の地」は無いし求めないこと(探す努力は必要)。
・常に主戦場(市場や顧客)を変える、探す意識。
・万能な武器(商品)は無い、ということ。
ってことだ。なかなか大変だが仕方ない。
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そしてこの辺を網羅した(と、思われる)「事務所概要」を作ったつもりだがどう伝わるか不安。


