型にこだわりすぎると「変化」についていけなくなってしまう。

手の内を明かすことを恐れない。

アイデアと移動距離は比例する。

世の中にはその人にとって必要なものと不必要なものとがある。

「答え」を求めない強さを持つ。確かなものはなにもないと思え。

日本で成功したかったら、日本の悪口を言ってはいけません。

負けることをただマイナスとして否定してばかりいては進歩はない。

 

上海出張 その7

前回の続きから

とりあえず無事に虹橋駅まで戻り安堵する。とりあえずトイレに行って用を足しに。

とりあえず「一歩前へ」みたいなことが書かれているのは万国共通・・・・、いや、そんなことが言いたい訳では無い。

この小便器「TOTO」と書かれている。

今回の上海出張で印象的だったことの一つに「便器」がある。公共の場所、大きなデパート、空港の便器はたいていが「TOTO」だったこと。これはとても興味深く感じた。TOTO頑張ってるじゃん!という気持ちもさることながら、思いの外「日本企業の進出」が目立っていた。上海という場所だからかも知れないがそれでも日本企業の進出はコンビニはもちろん、ユニクロ、大丸(百貨店)など、着実に進出している。

また「日式(要するに日本製とか日本式という意味)」はブランド力のある売り文句だったりもする。

中国にとって日本は必要不可欠な国の一つ。なぜなら中国人の消費欲求がハンパではないから。経済成長に伴い富裕層も出てきている。それは上海市内を少し歩けばすぐわかる。当然、国内では格差が拡大しており、これに関して中国国民の不満が噴出している背景もある。そのスケープゴートとして「領土問題」があるだけで、中国は隣接している国のほぼすべてと領土問題を抱えているのは周知の事実。

軍部の保身の結果とも言えるのだけど、そうじゃなければ日本人が中国本土に出入りしたり、貿易ができるわけがない。いま、中国は「消費に飢えている」そんな感じ。そのために良質な商品やサービスが必要不可欠だと思う。

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さて、そんな話はさておき、ホテルに戻る。ただ、戻ったところで夕飯の策が無い。結局、出張最終日もケンタッキーへ。

前日食べた、ご飯のお弁当みたいなのが買いたかったが、時間が遅く、ご飯が無いということでこのタンドリーチキンみたいなのがパンに挟まれた奴を注文。

どうも上海に来てから酒も夕飯もビミョーだよなぁ。この頃すでにキンキンに冷えたビールが飲みたくて仕方なくなっている。

就寝。

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起床。

やっと帰れるという気持ちが先に来る。ストレートネックの具合も悪いし、戻ってから山積している作業のことを思うとテンション下がる。そうは言っても最後だし、ホテルの朝食を。

今日も同じ(苦笑)

でも、なんだろうね、ほぼ毎日食べているし、これがもう食べられないと思うとちょっと悲しくも思った。順応するのが早いというか、郷には入れば郷に従うのが旅のルール。

そうは言ってもどうも全体的にバランスがよろしくないw

不味い訳じゃ無いのだけどね。お粥とチャーハンに焼きそば、そして揚げパンというのはいささか腹持ちが良すぎるというかね。

他にゆで卵や果物(と言ってもスイカ)があるのだけど、どうも食指が伸びず・・・。

いざ、空港へ。

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空港着いた頃には疲労困憊がピーク。写真を撮る気力も無いw

そもそも虹橋空港は免税含め対して面白い物が無い。タバコとお土産用にちょっとしたお菓子を買ったくらい。「ご当地ポッキー」が売られていたので買おうかと思ったのだけど、小箱が6個入っているフカヒレ味とかいうので1,800円もする。観光地の写真の入ったキットカットで1,500円とか。馬鹿らしくて買う気力なし。

それで検査場通るときに100円ライター没収されるのだけど、空港の喫煙所にこんなのがあった。

一瞬何かと思ったけど;

ああ、なるほど・・・、と。それにしても鍵のかけかたが厳重w

それで国際線なので二時間近く搭乗口付近で待つのだけど、なんせ物価が高い。喉が渇いたので何か飲み物でも買おうかと思うも、500mlのエビアンが400円する。私の庶民的な経済感覚では買う気にならず。もうひたすらタバコ吸ってスマホをいじりながら時間を潰す。

そして飛行機に搭乗し、機内食が出てくる。行きは我慢したが帰りなので飲み物は当然「ビール」だ。

海外へ行くのにJALを使ったのは初めてだったのだけど、このビールがキンキン!

最後の気力を振り絞って写真を撮ったがその後、このビールは「一瞬」にして飲み干したw

ツマミもあるし、至福の瞬間だった。当然ビールはおかわりした。あまりに呑むのが早すぎて、そのあとCAさんに「もう1本どうですか?」と勧められる始末w

帰ってから仕事があるので2本で我慢したけど、「キンキンのビール」は世界に誇れるよ。こんなに冷えたビール飲めるの日本くらいだろう。

そして無事帰国。グッタリ。

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四泊五日という旅程で上海へ行ったけど、もし観光で行くなら7月とか8月はお勧めしない。理由は単純で天候が不安定。ほぼ東京と同じ気候と思っていて良いと思うのだけど、中途半端な雨がけっこう旅行者にとっては面倒かも。例年、展示会が7月開催なのでそれに合わせて行くことになるのだけど、次回行くなら寒くても11月あたりが良いな、とは思った。

あと、羽田から三時間ほどなので、「海外行った感」がかなり薄いw

ご参考まで。。。。

(おしまい)

 

 

 

 

 




上海出張 その6

この日は日帰り出張。なぜわざわざ帰国日の前日に割とリスキーな予定を入れてしまったのかといささか後悔。

というのも、今回行く場所は高速鉄道で二時間ほどの場所だが、駅が空港からとても近く、着いたその足で行くのがスマートだったようにも思ったのはすべての段取りしてからだった。リスケするのも面倒だと思っていたらついに「当日」になってしまった、というわけである。

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とりあえず起床する。

そもそも私は朝が早い。ホテルの朝食は7時からだが、いささか食傷気味。あいにく天気は悪かったがとりあえず散歩がてら近所をウロウロ。

ただ、歩いたところで新しい発見は無い。朝の6時前だが庶民的な食堂は開店していた。上海の朝は早いようで、これは気に入った。

結局のところ前日のケンタッキーフライドチキンまで歩いた。ちなみにケンタッキーフライドチキンは朝6時から営業しているようだ。ただ、6時前なのでやっていない。するとこのビルは「長距離バスターミナル」だったらしく、朝から人で賑わっている。

この人たちはいったいどこからどうやってここまで来たのが分からないが、大きな荷物持っている。すると路上でなにやら食べ物を売っている屋台があった。

「屋台」というほどの体裁はなっていないし、小汚いw何か焼いて売っているので見ると、昨日食べられ無かった「中華風クレープ」を売っていた。しかも揚げパンも一緒にあるのでここならセットで買えそうだ。

すると若いカップルが買っているのを見よう見まねで買ってみる。揚げパンと湯葉の揚げたような奴が選べるのだが、後者の「湯葉っぽいなんか」を頼む。「頼む」と言っても終始「指一本」でしか会話していない。

するとこのお母さんが赤いタレみたいなのを見せて「これ入れて大丈夫か?」みたいなジェスチャーするので「OK!」サイン(これも指)を出す。

ただ、値段が分からない。こういうときは持っているありったけの小銭を両手に持って差し出す。すると隣のお父さん(夫婦経営らしい)が指五本出したので「5元らしい」ことが分かったので払う。その間もお母さんは慣れた手つきで作っている。最後にクルッと巻いて二つに割ると、お父さんがビニール袋を出してそこにホイッと入れる。

なかなかの連携プレー。それで渡されたのが;

(ピンぼけ失礼<(_ _)>)

けっこうアツアツで食べると旨いし食感も中のサクサクと外側のしっとりとして生地の食感が良い♪濃いめの辛口だが、玉子がマイルドにしている。そしてやっぱところどころに「パクチー」が入ってて、このパクチーが良い。

これ旨かったな。

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駅には早めに行くことに。

すでにチケットは取ってきてあるので駅に行ってホームへそのまま行けば良いだけ。チケットは当日でも手に入れることはできそうだが、混んでいると買えないことがあるらしいし、長蛇の列に並ぶ羽目になる。もし、高速鉄道を使うなら事前にチケットは手配しておくのが良い。

駅に着くも改札のあるフロアへなかなかたどり着けない。一度来たことがあるはずだが相変わらず広すぎてよく分からない。やっと見つけたエスカレーターはかなり端のほうだった。

相変わらず広いというかデカいのだが、これくらいの広さが無いと春節の帰省ラッシュに対応できないんだろうけど。

改札のあるフロアに着くと、手荷物検査を受けてそのまま改札へ。高速鉄道はそれぞれの改札があるのだが、飛行機さながらに改札前で並ぶ。

↑この写真の真ん中あたりが改札で、その前にいる人たちは「並んでいる人たち」である。私は一等席だし指定席だと高をくくっていたが、そんなの全く関係ない。ちなみに座席のランクは、二等、一等、ビジネス、と3クラスあった。ビジネスクラスはシートがフラットになるという噂を聞くも、値段が一等席の倍ほどするのでパス。

この日は月曜日なんだが人が多い。大荷物の人たち多数。

車両の雰囲気は「日本の新幹線」とソックリ。座席に着くと;

これまた新幹線のグリーン席とソックリ。ただ、一等席だからといって乗客の品が良いかと言えばそんなことはなく、携帯でガンガン喋ってる人、泣き叫ぶ子供など普通にいる。これが二等席なら本当に面倒くさそう。

出発すると乗り心地もまた新幹線ソックリ。けっこう快適である。ただ、所要時間は分かるものの、降りる駅がどのあたりか分からないので寝ることはできない。しかも、この高速鉄道は比較的時間通りに運行していると聞いていたが、この電車は30分ほど遅延したのでますます混乱する。

途中検札で乗務員の女性が回ってくるが無愛想だし、英語も通じない・・・。どれくらい時間がかかるか聞きたかったのだが・・・。

その後もいろいろすったもんだありながらなんとか到着。

すでに到着時刻を30分以上過ぎていた。

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降車してまず感じたのはとんでもなく遠いところに来たなぁ、という不安w

天気の悪さも相まって不安感が募る。

着くと改札で担当者と社長さんが迎えに来てくれていた。

とりあえずランチでもということになり、レストランへ。

連れて行ってもらったレストランは何も無いところにポツンとある感じだったがここは旨かった。会食なので写真撮れなかったけどどれも美味。社長さんに勧められてライチのお酒を頂く。

これ旨かった。ようするに「ライチ酒」みたいなもんだけど、アルコール度数が12度ほどなので日本の「梅酒」なんかの果実酒に近いんじゃないかな。かなり飲んで上機嫌。

食後は会社に行って見学やら商談。内容はヒミツ。

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早めに終わったので駅まで送ってもらうも次の電車まで三時間ほどある。担当者に悪いので一人で時間つぶそうと思ったが、何も無いし、車で10分ほど行ったところにショッピングモールあるからそこで時間潰しなよ、ということでショッピングモールまで送ってもらう。

送ってもらったものの、スタバやケンタッキーなんかのある割といろんなものがあるにはあるが、すぐ飽きてしまった。天気はよくないものの、まあ、さほど雨脚も強くないし、タクシー捕まえるのも面倒。そんなわけで歩くことに。

所要時間約50分くらい。けっこうあるな。

それで不運なことに10分も歩いた頃から雨脚が強くなる。けっこうな土砂降り。それでも引き返すのは面倒なのでひたすら歩くことにした。

どうせ止むだろうと踏んでいたが、完全に裏目に。雨脚は強まる一方。もう写真撮るどころの状況では無い。

たまたま迷い込んだ裏道を歩いていたが、やはり大きな通りが歩きやすいだろうと大通りを歩くことにしたがこれが大誤算。

片側四車線の幹線道路だが「歩道が無い」道路だった。

途中まで来て残りの20分ほどをこの道を歩くことに。車やバス、そしてトラックがバンバン横を通り過ぎる。当然歩いているのは私だけ。ここでもし轢かれても助からないだろうな、という道路。歩きながら注意すべきは前では無く「後ろ」だ。時々後ろを振り返りながら土砂降りの中を歩いた。駅に辿り着く頃には疲労困憊。

上海滞在最終日にして最大の修羅場だったよ・・・・。

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上海行きの新幹線を待つ。待っていると向こう側のホームに止まっている車両が見えたのだけど・・・・、

写真では見づらいが、「どこ走ってんだ?」というくらいにとても汚い。おそらく黄砂なんだろうけど、う○こまみにれも見えなくも無い。こんなのに乗ってここまで来て、そして帰るとはねぇ。

数年前は想像しなかった光景。人生なんてどこでどうなるかわからない。

もう疲れもピークだし、さっさとホテル戻ってシャワー浴びたくて仕方なかった。雨で濡れたおかげでズボンもTシャツも臭いし・・・。

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帰りの車中。隣の若い女の子がKindleで電子書籍読んでいた。

上海に来てから興味深かったのはタブレットはもちろん、Kindle持ってる人多いんだよね。携帯電話なんてみんなスマホだし。

そして二時間ほどかかって虹橋駅に戻る。

すっかりあたりも暗い。これですべての旅程を完了することができて安堵。

(続く)

 

 




上海出張 その5

老西門を後にし、とりあえず外灘エリアに向かって歩く。歩くとどれくらい時間かかるか分からないが、iPhoneとwifiを持っているので道を間違えようがたいした問題では無い。とりあえず漠然と「それと思われる方角」に向かって歩くのみ。

途中、また雨が降り出してくる。

そういやずっと歩きっぱなしだし、首と肩甲骨のあたりが痛む。しばらくしたら雨が弱くなるかも知れないので、適当な場所で休憩することに。

するとなにやらファッションビルというか、小さなデパートみたいなところを見つけたので入ることにした。中には軽食を食べられるようなお店もある。フードコートとはちょっと違うな、なんていうんだろうな、こういうの。

鯛焼きとたこ焼き売ってたりもした。

値段を見ると鯛焼きで200円くらい、たこ焼き(?)で400円以上はしているので日本とそんなに変わらない。ちなみに言うと上海市内では探せば「日本の物」はたいてい揃うと思う。一方、あまり見かけないのは「トヨタの車」だった。

それで建物の中をぶらぶらしていたらスタバを見つけた。ちなみに円安の影響もあって上海のスタバは日本より高い。そんな日本より高いスタバにチャレンジすることに。

それでスタバの場合、相手もよく分かっているので辛うじて英語で対応してくれる。

日本と同じカフェラテのショートで27元(620円)だった(確か)。日本でも行かないスタバだけど、「授業料」と思って入ってみた。ただ、このお店は日本でも見かけるオープンスペースなので、全く関係ない人たちが「休憩所」として使ってたり、勝手にコンセント使って充電だけして帰る強者もいた。この辺はお国柄。

小一時間ほど休憩し(それくらい居座らないと損した気分になるわい)、とりあえず外に出て一服する。

まだ、微妙に雨が降っている。急ぐ理由は無いので中に戻ってトイレに行くことに。ちなみに上海の公衆トイレ、商業施設のトイレ、「大」をもようした場合は紙は個室内に用意されてません。そのため、入り口に「紙」の自販機があるところが多い。

私は買わなかったですが、買っているのを見ていると「え?それで足りる?」みたいな量でした。日系のデパートなんかは入り口に大きなロールがあって、個室入る前に必要量を自分で取れるスタイルもありましたが、基本的に「紙は持参」したほうが良い。1元くらいなのでケチることもないけど、以外と一元硬貨を出すのが面倒なので持ち歩いた方が良いと思う。

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それにしても歩いているといろんな露店というか屋台を見かける。

こちらとしては興味津々ながら、物欲しそうに見つめるも相手にされない、というか、目も合わせてくれない。こればかりは仕方ない。

でも、そこそこお腹が空いているのは確か。

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前日と同じ場所に到着。天気のせいもあるかと思うが、夜より人が少なめ。やっぱ夜景を観に来るところなのかなぁ、と。

そして、確かに「地味」だ・・・・;

時間はあるし、せっかくなので「向こう側」に行ってみることに。

地下鉄でも行けそうだが、歩いても行けそうなので歩いて行くことに。ただ、橋があるにはあるらしいがよく分からない。ひとまず歩くことに。

生の牛肉売っているのは良いのだけど、気温も湿度もけっこう高いんだけど大丈夫なんだろうかねぇ、、、

すると気になる店を見つける。

おそらく、「牛肉を餅的な何かで包んだ食べ物」であろうことが分かったのでおそるおそる近づく。

商材は2つ、そして値段も書かれている。これはまさに「一本指話法」が通じるタイプのお店ではないか!

ということで、「一本指」だけでオーダー!そしてゲット!

これね、旨いんだよ♪牛肉をカレー風味に炒めた奴をピロシキにした感じというか。2.5元(60円弱)という値段もグッド♪そうそうこういうのが食べたかったんだよねぇ。

外側は揚げ焼きな感じで、中は肉汁ドバドバ系っていうの?wビールが欲しくなる・・・。

いやー、テンション上がったわ。ただ、こういうのは全部食べきらず半分くらいで捨てる。なぜなら、旅行者にとってこれはまだまだ「通過点」だから。

やっとそれっぽくなった。

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以前、市内は電動バイクが多いと言うことは書いた。この界隈にはそうした電動バイク向けに有料充電器が設置されていた。

これでちゃんと充電できるのかいささか疑問なたたずまいではある・・・。

それにしても相変わらず人もバイクも車も「道路」というだけで何事も無く成立している。まあ、危なければクラクション鳴らすだけだけだし、「人間優先」という感じでも無い。誰かが偉いというよりは、各自自己責任的な印象も受ける。

この後もいろいろ歩き回るが結局「徒歩で渡れる橋」が分からず、地下鉄で対岸へ行った。

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こうして見ると高いけど、「だからどうした?」感が否めない。でも、この一体は水族館もあるしけっこうな「観光地」らしい。

東京で言うところの「品川」みたいな感じかなぁ。

そして水族館前は人だかりで全く興味沸かず・・・。

その後も適当にぶらぶらしてみる。

なんというか単なる高層ビル群というくらいで面白くは無い。やはりここは対岸から夜景を見るのが良い。

それにしてもスッキリしない天気だ。上海行くなら7月は避けた方がいいかもなぁ。

この場を後にし、地下鉄2号線に乗ってLongyangRoad(漢字分からず)まで一気に移動。

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位置的にはここからかなり南に位置し、ホテルまで地下鉄の駅で5駅ほどの郊外へ。なぜここに行ったかというとこれといった理由は無い。むしろガイドブックにも載っていない、未知なるエリアだから、という程度の理由。

降りて適当に歩いていると駅前でなにやら催し物をやっている。これが何の催しなのかなんぞ分かるわけも無い。

とりあえず数軒の屋台が出ているし、日曜日ということもあってかそこそこ賑わっている。ただ場所柄かさほど人は多くない。するとなかなかよさげな串焼きを売っている店があった。「羊肉」と書かれている。

現地の若者やカップルが買っている。見ているとこちらも「指さし話法」だけで買えそうなので頼んでみる。とりあえずお金払ってしばし待つ。

大串は4本、小串は8本。どちらも値段は同じ。大串を頼んだ。

焼いているのを見ているとけっこうな量のスパイスを振りかけている。焼いているこの兄ちゃんは特に愛想が良いわけでも無く、淡々と作業する。雰囲気としては中国のテキ屋と言った感じ。焼き上がるとダイレクトに串を渡される。

それなりに食べ応えあるのだけど、脂身が多い。ちなみに「羊肉」と書いてあったが味は完全に「豚」だと思う。不味くは無いけど、脂っこいので半分だけ食べて残りは捨てた。ちなみに現地の人たちでも全部食べる人少ない様子。

ひとまずホテル方面に向かって歩くことに。

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道を塞ぐようにして、荷台にゴミ満載にしたおじさん二人。このそばにゴミの集積所みたいなところがあったのだけど、こういうおじさんってホームレスなのかなぁ・・・。でも、こういう光景を見たのはここだけだった。

日曜日だからなのか、時間帯がそういう時間帯なのか、やってない食堂も散見。ただ、このあたりは中心部と違って閑散としている。

なんというかベッドタウン的な場所なんだろう。

道を一本隔ててマンション街と畑という光景。

郊外と言うこともあってかかなり大規模なマンションも建築中だったりした。上海市内はいたるところで建設中の光景が目立った。

一方、失敗したものも多々見かけた。

ここはまだ取り壊したあとに整地されていたけど、けっこう失敗した商業施設なんかは「そのまま放置」されているところが少なくなかった。

このあと一時間ほど歩くも疲れていて写真撮る気力無くなるwそして、さほど面白い光景も無い。

地下鉄の駅を見つけるも、どうせなら歩いてもさほど時間はかからないのでそのまま歩く。それにしても今はスマホがあるから便利になった。その昔、携帯(ガラケー)は持ち歩いて海外に行ったが、「自分の位置」とか「目的地までの距離」なんて方位磁石と地図で睨めっこしながらやってたもんなぁ。旅のスタイルが明らかに変わってることを実感。

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ほどなくしてホテルのそばまで辿り着く。晩飯をどうするか考えるもホテルのそばにはファミマとかくらいしかない。だったらということで途中で見つけたケンタッキーへ立ち寄る。

一日二度もケンタッキーとは皮肉な感じ。

ただ、メニューは日本のものとは違った。とりあえず面白そうなのを持ち帰りホテルで食べることに。ファミマでビールも買って準備万端。

久しぶりに食べるサラダが嬉しかった。それにしても上海のケンタッキーには「ご飯」がある。チキンもフライドチキンでは無くタンドリーチキン風な味。これけっこう旨い。フライドチキンのような高カロリーな感じは無く、これなら日本でもウケそうなメニューだ。

途中で寄ったファミマではサンドイッチとビールを買った。上海のコンビニは微妙に違いはあれども日本人が行っても違和感少ない。サンドイッチは日本のものとおんなじ。

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翌日は高速鉄道(新幹線)で日帰り出張なので早めに寝ることに。

(続く)

 

 

 

 

 

 

 




上海出張 その4

完全に予定の無い一日。

ただ、ストレートネックの症状が悪化し、肩甲骨に激痛が走る。常に痛いわけではないが、やはり辛い。かといって、一日ホテルで過ごすのも勿体ない、かと言って行く当ても無い、というなんだかおかしな状況。ひとまずホテルの朝食を食べてから考えることに。

すでに代わり映えしないと言いますか、「ああ、はいはい。」みたいな。そろそろ「生野菜」が食べたくなる。別に不味いわけではなく、単に「飽きている」だけである。ひとまず、食事も終え、とりあえず身支度も済ませ、ホテルのロビーでタバコ吸いながら熟考。

ちなみに天候は不安定で外は雨。。。

・・・、それでいつも旅先では必死に歩き回るのだが、「今日はゆっくり歩き回れば良いじゃん。」とふと思う。

まあ、仕事で来ていて、たまたま一日空いてだけだし、無理に動いて体調を崩す必要は無い。適当にどっか行って、面倒ならホテル戻れば良い、そう思い出かけることに。

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まずは老西門(Laoximen)へ。古い町並みが残る場所として地球の歩き方に紹介されており、まあ、そうなんだー、くらいの気分。ただ、到着そうそう微妙に雨が降ってるし、無理しない一日を決めていたのでどっか入って休憩することに。ひとまず目に入ったケンタッキーフライドチキンへ入る。

けっこう混んでいるが、とりあえず座ることはできそうな雰囲気。そこでテレビCMで見た「パニーニ」をオーダー。英語が通じた、というか、店員のおばさんが辛うじて「英語でコミュニケーションをとることを拒絶しない人」でラッキーであった。

これで17元(380円ほど)だったかな。日本と値段変わらない。それより熱いコーヒー(これも日本で飲むのと同じ味)が久しぶりでうれしかった。

コーヒー飲みながらこの次どうしようかなぁ、と考えつつ店内を見回す。家族連れが多い。若い夫婦にその子供、そして爺ちゃん婆ちゃんといった組み合わせ。「一人っ子政策」の臭いを感じる光景。そもそも中国の「一人っ子政策」は食糧問題に起因する。すでに高級食材の値上がりは中国人富裕層が原因と言われているが、人口が増えることで食料輸入国に転じたら大変なことになるのは想像がつく。

それにしてもこの人たちは「列」を作らないねぇ、、、老若男女、容姿問わずw

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雨も止んできたので外に出る。まずは目に付いた家電量販店に入ってみる。

時間が早かったせいか、特に客がいるわけでもなく、相変わらず店員さんたちがスマホの画面と睨めっこしてる感じ。声をかけられてもこちらはサッパリわからず。

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店を後にし、信号待ちをしていると・・・・、

「セグウェイ」だと思うんだけど、、、なんかニセモノっぽくも見える・・・・、ここは中国なので深く考えるのはやめた。

ひとまず地図を頼りに老西門の「それっぽいエリア」を目指して歩く。それにしても天候が不安定。雨が降ってみたり止んだり。天気予報をチェックしていたけどなかなかな気まぐれ感のあるお天気。小雨くらいなら傘をささない人も周囲に多数いるからやはりそういう天気なのだろう。

歩きながら感じるのは古い建物も多いけど、建設中の建物も多い。

いたるところけっこうな高層建築というか、日本では見かけないよう高層マンション風の住居があちらこちらにある。中国のマンションは「水回りが弱い」というのは聞いていたけど、昨今のマンショは大丈夫なのかねぇ。。。

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もう慣れたけど、赤信号にもかかわらず車道で渡ろうとする人あり、よく分からないけど長蛇の行列アリ。

補足すると、中国では車側の信号が赤でも、「人がいなければ右折可(アメリカやカナダと同じ)」なのだけど、人がいても来るので注意が必要。基本的に「車のほうが偉い」のです。向かってくる車はブレーキかけずにクラクション鳴らして突進してきます。私は夜にホテルのそばの横断歩道渡っているときにバスが突進してきて逃げました。ちなみに交差点には民間の警備会社の警備員が立ってましたが「知らん顔」でした。

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さて、適当に歩いてそれっぽいエリアに到着する。明らかに「観光地ではない空気」を感じる。

とりあえず何も考えず小道を進むことに。

途中で気になる露店を見つける。

中国のクレープ的な「何か」のようだけど、こちらとしてはどういう風に買うのか分からない。しばらく観察していると、待っている女の人が持っている揚げパンをこのおばちゃんに渡し、おばちゃんは野菜とか香辛料を入れて焼いた生地にその揚げパンを乗っけてクルッと巻いてヘラで真ん中を切って袋に入れていて完成らしかった。

要するに「巻くための揚げパン」をどこかから調達する必要があるようだ、ということはわかった。

ただ、こちらは完全にアウェーだし、言葉も通じないし分からない。この露店のおばちゃんをしばし見つめるも声をかけられることもない。仕方なく歩を進めることに。

すると先ほどの「揚げパン」だけを売っている店を見つける。

(写真左)ただ、いくらなのか分からないし、あちらとしてはこちらと関わりたくないオーラをちらほら出している。

こういうローカルフードが旅の醍醐味なのだが、さすがにシステムが複雑すぎるなぁ、と・・・。看板見てもイマイチよくわからんし・・・。

テーブルあるから食堂的なお店とも思えるのだがねぇ。後ろ髪引かれる思いで歩き続ける。

歩いていると雑貨屋らしく店の前に、懐かしいというか、中国らしいと言うか、いろんなものがごちゃ混ぜになった遊具を発見する。

もういろんなキャラクターが大渋滞している感が否めない。そこで爺ちゃんに連れられた孫が楽しそうに遊んでいる光景がなんとも微笑ましかった。

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とりあえず当てもなく、ただ歩く。歩いていればそのうち地下鉄の駅が出てくることはすでに経験則として知っていた。

途中、食堂も散見される。

こうして看板観てもなんのことやらさっぱり。。。

さらに歩き続ける。

曇り空だからなおさらなんだが、どうも薄暗い。いささかスラムっぽい感じがしなくもない。

一応、道路標識なんかがあるのだけど、いささか治安のよろしくない臭いを感じる。ただ、若い女の子が普通に一人で歩いているので大丈夫なんだろう。

すると自転車屋らしき店(?)の前で「修理してどうする?」みたいな自転車を修理していた。

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このあと、地図を見ると前夜行った外灘エリアまでさほど遠くないことがわかり、昼間の外灘エリアを観に行くことに。

(続く)




上海出張 その3

とりあえずA氏と夕食を軽く済ませ、外灘エリアへ。

この界隈は租界時代の欧風建築が並ぶエリアで観光名所である。夜は各建造物(ホテルが多い)がライトアップされていて綺麗ではある。

ちなみに、「綺麗」なんだけども、それ以上に人が多すぎる・・・・。

まともに写真撮るのは至難の業。↑の写真なんてまだ「人が写っていないほう」だ。

それでここの人気の理由は川を挟んで金融街が一望できるから。

こんな光景をちょくちょく上海を紹介する媒体で見かけると思う。割と感動薄い私でも「確かに綺麗だなぁ。」と思う(一瞬だけどw)。

ただ、これ撮影するために人をかき分けて一番前まで行かないとならない。どういう状況下というと;

そうは言っても所詮夜景なので、割と人は入れ替わるのだが、ここは中国、次から次へと人が沸いて出てきます。

花火大会の帰りじゃないよ!夜景を見に来る人たちです。右が「帰る人」左が「来る人」みたいな流れ。でもここはれっきとした「車道」なので車が通るのだけど、人があふれ出ている。A氏曰く「ここは毎晩こんな感じだよw」とのこと。

基本的に皆さん観光客ですが、外国人観光客は見た感じこの1%にも満たないと思う。明らかに欧米人という人は2-3人しか見なかったと思う。

ほとんど中国人観光客。

要するに世界的な観光地というのは中国人にとっても観光地なわけです。日本人が「一度は東京行きたい。」と思う心理と同じです。違うとしたら「人の数」。

何はともあれここを脱出し「南京西路」へ。

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ここは「歩行者天国風デパート街」みたいなエリア。日系百貨店はもちろんあるし、高級ブランドが入っている。割といまの上海を象徴しているエリア。

ここもとにかく人が多い。

ちなみにこのエリアは日本人観光客を狙った詐欺発生地帯でもある。

ここいらでA氏と解散し、ホテルへ戻る。

途中、小腹が空いたのと、もう少し飲みたくなったのでホテルそばのファミリーマートで買い物。

こうして見ると、日本の地方都市のビジネスホテルの光景のようにも見えるが紛れもなく上海である。品揃えとしてはお弁当やこうした巻き寿司もある。ただし、店員さんの愛想は他の中国企業よりはマシだし、一応マニュアルがあるらしいのだが、店員さん個人のパーソナリティに依存する。品出しは通路を塞いでもビールケースに座りながら作業しているし。

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二日目終了し、上海の歩き方にも慣れてきたのでここまでの印象をいくつか。

●ネット環境

いろいろなガイド本には大きなホテルや公共の場所には無料のWIFIがあると書かれているが、実際のところいちいちその電波探す手間が面倒と予測したので日本でポケットWIFIをレンタルしてから行った。これは正解だった。また、「VPN」は必須(ガイド本にVPNなんて書かれてないよ♪)だと思う。私は友人が構築したVPNサーバーを使わせてもらっていたのだが、基本的に日本で見ているサイトはVPN経由じゃないと見られないと感じた。VPNが使えないとgoogleマップすら怪しかった。ちなみにVPNサーバーは出発前に契約しないと意味が無いです。

●スマホ

スマホが使えるとほんと便利。上記のポケットWIFIとVPN、そしてスマホがあれば仕事もできるし、地図も見れる。ほんと便利な時代になったよwまた、ガイドブックの地図をいちいち広げるのが面倒な時はスマホで写真撮って持ち歩ける。これが超便利♪

↑これは路上で撮ったのだけど、逆さまだろうがお構いなしwスマホのカメラの解像度があれば拡大縮小してもクリアに見える。

また、アプリで便利なのはナビタイムの「NAVITIME Transit – Shanghai China」。

正直言ってしまうと「乗り換えを調べる」のには向かない。経路が微妙におかしいし、画面の遷移も使いづらい。でも、駅名がアルファベット表記されているのが良い。実のところ「アルファベット表記の路線図」が無くて困っていたのだ。

「中国は漢字だから読める」とよく言われるし、私も「そんなもんかー」くらいの感じで行ったが実際には読めない。わかってもせいぜいニュアンス程度。幸い地下鉄の車内のアナウンスに英語のアナウンスがあるし(周囲が騒がしいと聞き取りづらい)、電光掲示板も(一部の路線)あるのでこのアプリと併用すれば降り間違い、乗り過ごしのリスクは低減できる。

●地下鉄

すでに何度か書いているが地下鉄が便利。街中で迷っても適当に歩いていれば地下鉄への看板が見つけられる。重度の方向音痴の私がそう思うくらいなのでほんとに便利。ただし、車内のマナーに関して言うと「人に寄りけり」である。若い人たちは割とスマートなのだけど、おじさんおばさんに関して言えば、そりゃーパンチ効いてます。

毎回海外行くと思うんだけど「おばちゃんのパワー」ってのは万国共通なのですよ、ほんと。

また、噂に聞いていた、地下鉄に「椅子を持ち込むおばさん」も目撃。実際に見ると感動するwそのおばちゃんと一緒にいた旦那と息子は周囲の目を気にしてか座りたがらないが、そのおばちゃんは座ってたねぇ・・・。ちなみに持っている椅子は「風呂用の椅子」でした。そのときそのおばちゃんの写真撮りたかったのだけど、さすがにそれははばかられたのだけど、ただね・・・、街中で持ち歩いているおばちゃんを見つけて思わず撮った。

そうそう、こういう感じで何の脈絡無く小脇に抱えている。これがポピュラーなのかどうか分からないけど、「風呂用の椅子」が最近のスタンダードなの?と思った。ちなみにおばちゃんは優しい(?)から「二つ」持ち歩くわけです。

●治安

行く場所や行動するエリアにもよるのだろうけど「海外としては安全なほう」だと思う。なんというか東京で当たり前に注意していることを注意していればさほど面倒なトラブルに巻き込まれることは少ないと思う。治安というのは所得水準と連動している側面があるのだけど、変な話が上海市内の割と栄えている界隈に集まる中国人は私のような日本人より「金持っている」と思う。当然、悪い奴らはいるが、それは日本人だから狙われるというよりは、金持っている中国人も狙われている。テレビ(言葉分からないが)を見ていたらスリ被害の注意喚起するよう(上海のスリは集団行動らしいが、これは東京も同じ。)な短い番組が放送されていた。

また、欧米の都市で毎回経験する「タバコくれ」という奴が一人もいなかった。中国産のタバコで12元(250円)、外国産(メビウスライトやマルボロなど)で16元(350円)ほどするので安い嗜好品でもないと思うが、いなかった。

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この翌日は一切予定が無い、という良いのが悪いのか。ただ、少なくとも二日目にしてストレートネックの症状が悪化し激痛と闘い始める。そうは言ってもホテルにじっとしていてもやることはない。さて、どうしようかな、、、

(続く)

 




上海出張 その2

この日は朝から上海虹橋駅まで新幹線のチケットを取りに行き、午後から再度展示会訪問、上海在住の友人A氏と久しぶりの再会など、割と予定が詰まっていた。

なにはともあれホテルで朝食(ビュッフェスタイル)を頂くことに・・・・;

なにやら微妙な感じではあるが、これ以外にチャーハンやスイカ、お粥などもある。ひとまず最初だし、何も分からないので適当なチョイス。左の揚げパンはテレビでも見たことがあるが、ほんとパンを揚げただけ。それなりに旨いが味が無い。そしてその隣にある饅頭は「具なし」であった・・・。どうやら豆腐の汁(写真上)に浸けて食べるのか?とも思うがこの豆腐の汁だが味が無いwほんとうに「豆腐の汁」なのだ。ただ、野菜炒めや焼きそばはそれなりに旨い。焼きそばは黒酢が効いていて、個人的には嫌いでは無かった。

ただ、一日どこで何を食べるか分からないし、せっかくなので昨夜のような食堂やら露店で食べ歩きもしたかったので軽めに。

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移動は「地下鉄」なのだが、というか上海の地下鉄は便利だ。そもそも市内に10本以上の地下鉄が走っているし、中心部は適当に歩けば地下鉄の入り口に出くわす。ニューヨーク同様、上海での移動は「徒歩か地下鉄」が便利に思う。

何はともあれ虹橋駅へ。

地下鉄10号線で向かうが、二つほど手前の駅で全員降ろされる。2号線も入っており、2号線は途中で分岐するので降ろされるというのは聞いていたが、10号線で降ろされたのでいささか動揺する。しかし、動揺したところ聞ける相手がいるわけでもなく、周囲に大きな荷物持っている人がいたらつぶさにその人の動きを観察するしかない。

そうこうしているうちに次の電車が来たのでそれに乗り、無事に虹橋駅に到着。そして着いてびっくりなのだが;

とにかく広い・・・・。チケット売り場に行き、チケットを受け取るだけだが、このフロアからさらに上に上がる。どこから上がるのか探すことになる。

やっとのことでチケット売り場まで辿り着くも、ここでも手荷物検査とボディチェックを受ける。

それでチケット売り場を見つけるも、本当にここで良いのか分からない。出国前に事前に予約購入してあり、その予約番号を窓口に告げるだけのはずなんだが・・・、どうも優先的に扱ってくれる窓口が見当たらない。そこにあるのはチケット窓口の前の「長蛇の列」である・・・・。

そして窓口上部の電光掲示板を見るも、数字以外は全部中国語で何一つ読めない・・・・。

私としてはすでに予約購入してあるし、もっとスムーズにチケットもらえるという感覚で行ったので、「ここは違うんじゃないか?」と思っていた。それで駅員に強引に英語で話しかけ、予約した時の紙を見せると「長蛇の列」を指さした。

異国の地で衝撃を受ける、、、というかこれは日本人の傲慢な考えだ。ここでは「並ぶのが普通」なのだから。ちなみに窓口前がどういう状況かというとこんな感じ;

ちなみにこういう窓口がほかにも二カ所ほどあり、どこもこんな感じ。空いている窓口探すくらいならさっさと並んだ方が早いと思った。

覚悟を決めて並ぶ。予約購入したチケットを受け取るだけで30分近くかかった。窓口では予約したときの紙とパスポートを出す。基本的に中国の新幹線に乗るためには、身分証明書が必ず必要で、外国人の場合はパスポートが必要である。またチケットを買うときも必要。私はネットで買ったがパスポートのスキャンデータを送る必要があった。

ひとまずチケットを受け取り、駅の中を散策することにするも「人の多さ」に圧倒される。なんかスケール違う・・・・。

警察官もいるにはいるが、原則カートで移動している(基本的に座ったままで降りてこないけど)。東京ドームがすっぽり入りそうな広さ。これが春節の時期だとどんなことになるのやら想像しただけでもゾッとするw

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無事にチケットも受け取り、再び展示会場に行こうと思うも時間が早かったのでちょっと上海の問屋街(老街エリア)を散策することに。

↑の写真の左側の建物なんだけど、全体撮るの忘れてますが、かなり大きな建物です。デパートくらいの大きさをイメージしてもらえればよろしいかと。

建物の中はアメ横みたいな感じですが、何がなんだか分からないくらい雑多な空間w

旅のバイブル「地球の歩き方」によると、「小売り」もしていると言うのだが、値段も分からないし、言葉も通じないのでどうしようもないw通路にゴミが散乱しているのなんて当たり前だし、そこいらで食事中の方たち多数。

こうした「食事風景」はここに限らず至るところで見かけました。とりあえず欲しい物なく、とりあえず出ることに。

ストレートネックの症状が徐々に悪化し、このあたりから激痛と闘い始める(T_T)

外に出てみると、今度はおもちゃの問屋街に遭遇する。このくらいからどこを歩いているのか全く分からずただふらふら歩くのみ・・・。

値段なんて分からないし、「おや?これって著作権的にどうなの?」みたいな商品もちらほら。

「棚卸し」なんて絶対してねぇーだろうなぁーw

そしてその次に目に入ったのが「ドローン」である。

ちなみに「カメラ付き」ではなく、単にラジコン飛行機的な売られ方でした。いくらくらいで売っているのか分かりませんが、どこでも売ってて、お茶屋の軒先でも売ってたし。

こういう流行に乗る速さたるやさすが中国だな、と思った。

一通り散策したあとは、再び展示会場へ・・・。

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展示会場を後にし、上海在住のA氏と待ち合わせの約束をしており、それまで時間があったので上海で一番大きな撮影機材店があるというので魯班路(LubanRoad)へ。ここに星光撮影機材城というのがあるというので行くことに。

この建物の大きさからして、日本のヨドバシカメラやビックカメラのような業態を連想するも中に入ってわかったのが;

単なる「中野ブロードウェイ」であった。要するに小さな機材店とおぼしきお店が入っているビル、というだけ。

それなりに専門店があるにはあるけど、だいたいどこも「同じ商品」を売っている。そして「売っている商品のメーカーが独自のショップを出している」という、なんというかこれで商売として成立するの?みたいな場所。そもそもこの雰囲気で何万もする機材を買う気分にはならない。

そして相変わらずそこで働く人たちは「飯食う」、「スマホ見てる」、「寝てる」のこのどれかしかしていない。むしろこれで経済が回っているならこの人たちが本気で仕事したら一体中国のGDPはどうなるの?と思うほど。

不思議・・・・。

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そうこうしているとA氏から連絡があり、Dapuqiao(漢字不明)へ。ここは市内の中でも開発が進み日本のファーストフードやスタバなんかもあるエリア。待ち合わせまで時間があるので散策する。

着いてそうそうなにげに入ったショッピングモールの中のスーパーマーケット。

雰囲気からも分かるかと思うが「高級スーパー」である。

ちなみに言っておくと、上海の物価は東京と変わらないかそれより高い。一方、庶民的な値段のものもあるにはあるが、「そうじゃない値段のもの」が普通に存在している。市内には多くのコンビニ(日系企業)があるが、売ってるものも値段も日本と変わらない。

ちょうどこの頃、お腹が空いてきたので何か食べようかと思うも、このショッピングモール内ではちょっとした軽食で40元(800円以上)はしていたのでパス。いったんショッピングモールを出て、どっか探そうと思いたつ。

そしてショッピングモールを出て、通りを挟んだ路地にあったのがこの饅頭屋。値段が書かれているし、ここなら「指さしだけで注文できる!」と踏んだので注文してみる。

とりあえず何が何だか分からないので「肉」らしき文字と「豚」らしき文字を認識し、かつ1.5元(30円チョイ)というのを発見し、必死で指さしアピール。

ここで日本人っぽさが出てしまうのだが、一個じゃ悪いと思い二個頼む(むろん、指二本出すのみw)。

無事ゲット♪

食べてみるとまさに「豚まん」で安堵。そして旨い。心の中で「そうそう、こういうの食べたかったんだよねぇ♪」と思いながらほおばった。

小腹も満たされ、A氏と合流。

近隣の観光地にあるオープンカフェで40元(800円)のチンタオビール(350ml)を飲む。

ちなみにこの店はサービスが良い、というか、相手も「高い」ことは承知しているのか、とにかくサービスが良い。英語も通じる。

要するに、どこの国でも「サービス=付加価値」ってこと。途中、雨が降ってきたら、「こっちの席に移動してくださいね。」と言うしね。こんなことほかの店じゃ絶対言われないしw

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ちょっと飲んだところで軽く調子が出てしまい、晩飯行きましょう、ということで移動。地下鉄で行くことも検討したが、そんなに遠くは無いというのでA氏にお願いしてタクシーで行くことに。上海での初タクシーである。

基本的に車内は綺麗でも無いし、エアコンはドライバーの気分次第で入ってないことも多々ある(上海のタクシーは窓開けて走っている車両多い)。

とりあえず走り出し、A氏とドライバーが中国語で話している。とうぜんサッパリわからないw

そしてほどなくして、なにやらドライバーがぶつくさ言いながら急に車を止めて外に出て行き何かと思いきや・・・・;

トイレに行きたかったようです・・・・w

ほどなくして目的のレストランに到着。上海に来てからやっとちゃんとした食事らしきものを食す。

上海に来てからなかなか「野菜」を食べる機会に恵まれず、やっと野菜にありつく。

こちらのパイ包みは中に味の付いた大根の千切りが入っており、なかなか美味だった。

それにしてもここで頼んだビールが「常温」なのにはがっかりだったwなかなか冷たいビールにありつけないというのは今回の出張の教訓。

食事も済ませ、このあとここから歩いて観光名所の「外灘エリア」を散策することに。

(続く)




上海出張 その1

忙殺というか、やること多すぎるし、ストレートネックの治療もなかなか進まない中、上海に行ってきた。そこで見聞きしたことを備忘録的に書いておこうと思う。

展示会の視察、取引先訪問、そしてスナップの撮影などなど。割とてんこ盛り。久しぶりの海外ながら、実のところテンション低い出発であった。「仕事」という大義名分があるからこそ行ったが、観光では行くこと無いな、そんな感じ。

そんな感じなものだから、さほど事前準備もせずw、空き時間に観光しようとも思わなかった。そんな時間があったらスナップ撮って歩いた方が良い。どこに行ってもそうなのだが、これと言った観光地にさほど興味は無い。これは昔から。

そうは言いつつ必要最低限のことは調べたのだが、ほんと必要最低限。いつもの旅と違うのはホテルを事前に予約していたことくらい。あとはWIFIを用意したくらいか。お金も足りなければ現地でキャッシングすればいいやと言うことで1,500元(日本円で三万円ちょっと)を両替したのみ。

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空港に到着し、まずは地下鉄で移動するのだが、ここでICカードを買う。カード代(デポジット)20元、それに10元単位で任意にチャージする。これは日本で言うところのSUICAやPASMOと同じ。上海という都市は、想像以上に近代化されている(と言っては失礼だが)。

正直なところ東京と変わらない。確かに国民性からか、かなりパンチ効いた人々も多数存在するが、共産主義とはほど遠い印象。まあ、このあたりは「上海だから」かも知れないのだけど。

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まずは、展示会場に向かうことにした。

展示会場の最寄り駅までたどり着き、地上に出ると早速「ああ、中国だなぁ」という光景を見る。

基本的に車は多い。特に「高級車」がやたら多い。ただ、どんな高級車だろうがドライバーの質はビミョーであるwこのレクサスは横断歩道上でUターンしようとしているのだが、当然、周囲の車には邪魔なのでクラクションを鳴らされまくる。ただ、このドライバーはそんなのお構いなしだし、この程度のことは頻繁に目にした。

「上海のドライバーはハートがストロング」

である。ちなみに高級車だろうが、エコノミーカーだろうが、関係ない。

展示会の会場に到着し見学。

会場がやたらでかい。また、この展示会場の界隈はこうしたコンベンションセンターやら大きな建物が建設中でもある。

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会場内に入るにはボディチェックと手荷物検査(X線)を受ける必要がある。それでこの「X線検査」は人が集まる公共の場所や地下鉄、高速鉄道(新幹線)に乗るときもX線検査をされる。この検査にどういう意味があるのか、この国の人たちは「不思議なモノ」を持ち歩くからだろうが検査するほうもかなり適当なので、どの程度役立っているのか疑問。

そうして中に入ると目に入ってきたのが;

座り込む若者たち。後に理解したのだけど、これは彼らがおかしいのではなく、中国人としては「普通」である。むしろ「座っている」のは礼儀正しいの?と思った。それはなぜかというと;

「寝る」のもアリだからw

そうこういろいろ脳内がパニックを起こしながら一通り展示を見たあと、一服したくなり外に出た。上海はどこでも喫煙できるのが良い。ただ、そこにもパンチの効いている人がいた;

あのー、この展示会は写真関連もありますが、それと一緒にブライダル関連の展示会もやっており、その帰りなのかもらった資料を広げて整理している女性(けっこう美人)がいらっしゃいました・・・。

ちなみに言うと、この女性はまだ「人混みの中を避けてこの場」で広げてますが、実のところ会場内でも同様の光景を見ました・・・。

「上海の女性はタフである。」

そうは言っても上海は大都会だし、中国国内でもかなり洗練されている都市ですが、それでもこういう感じ。その一方、こうした実態を嘆く中国人女性もいますので、このあたりに関して言うと、それは個々人次第、というところでしょうか。。。

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何はともあれ展示会場を後にし、ひとまずホテルにチェックインすることに。ただ、地下鉄で行くにも微妙だし、タクシーも面倒(上海のタクシーは割と健全。ただ、行き先のやりとりが面倒w)。そこでグーグルマップで調べると徒歩で20分弱なので歩いて行くことに。すると目の前でタクシーを止めてなにやら会話している女性二人組(なかなかの大音量w)を発見;

値段交渉をするとは思えないので、何か「聞いている」のでしょうね。写真でもわかると思いますが「けっこう道路の真ん中」でやってますwちなみにこの緑色のタクシーは上海三大タクシー会社の中の一社で評判が良い会社。タクシードライバーは一度クレームが入ると生涯タクシードライバーのライセンスを剥奪されるので、それなりにちゃんとしている(らしい)。

そしてしばらく見ていると;

交渉していた女性が出てきて、決裂したんでしょうね、、、中国語なので詳細は一切分かりませんが。

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歩を進めることにする。

この展示会場からホテルまでは、東京で言うところの江東区みたいなエリアで、けっこう新しく開発されているエリアの様子。

そうこうしているうちにホテルのそばまで到着。すると歩道とおぼしき場所をバイクがガンガン走っている。

基本的にバイクはノーヘルである。ただ、どのバイクも「堂々と」走っているのでもしかするとここはバイク専用かも知れない、とも思うがどうも不自然wなぜなら車道を走っているバイクもいるから。

それで上海のバイクは「電動」が多い。おそらく公害対策ゆえに電動バイクが多いのだろうけど、これがけっこう危険。そもそもさほど運転マナーのよろしくない土地柄に加え、夜はバッテリーを節約するために「無灯火」で走っている。

どういうことかというと、電動であるがゆえに無音で無灯火のバイクがいつの間にか歩いていると後ろからやってきて突然クラクションを鳴らすのである。日常の光景だろうがこちらはそんなこと知らないもんだからクラクションならされると驚いてよけることになる。

「上海ではバイクに注意。」

である。ただ、「電動バイク」と言っても日本の「電動バイク」とは異なり、作りはかなり雑。バッテリーは単なるバイク用のバッテリを二つくらい積んであり、それをモーターに繋いでいるようなレベル。タイヤも細い。日本のように「リチウムイオン電池」なんてものは使われていない。

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いったんホテルに戻り、租界エリアを散策後、再びホテルに戻り夕飯を食べることに。そもそもホテルの周りには数件の食堂があるものの、言葉が通じないし、何がなんだか分からない。メニューに写真が飾ってある食堂に入って指さして注文。

このあたりの食堂でのルールがよく分からないが、注文したらその場で支払い、適当に席に座って待つ。

私が着席したタイミングくらいから店内が賑わい出す。仕事帰りとおぼしき若者たちや、家族連れなどなど。ちなみに上海の気候は東京に似ており、蒸し暑い。そして入り口のドアは開けっ放しである。そのためか「蚊」が多く、蚊に食われてしまう。

ほどなくして頼んだ料理到着。

骨付き牛肉と、竹子刻んだものとたっぷりのラー油の麺料理。名前は分からない。味は悪くないのだけど、もう少し塩気があっても良いように思う。日本のラーメンのように凝ったスープでもない。ちなみにこれで16元(350円ほど)。

ちなみに「中国=安い」というイメージをお持ちの方もいるかと思うが、上海に関して言えば物価は東京と同じか物によっては高い。むろん庶民向けの物は日本より安いのだがこうした食堂のメニューは10~16元がほとんどである。一方、外国企業(スタバやケンタッキーなど)は日本と同じくらいの値段である。

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それにしても展示会場にほど近いホテルにしたが、場所が少々イマイチだったな。

(つづく)

 

 

 




作業環境改善計画

先日、ストレートネックについてかなり真剣に困っている、という話を書きました。

そして、その後も試行錯誤は続いており、とりあえず作業環境を整えるべくいろいろ導入した結果こうなったw

まず、モニタ(ノートPCに接続しているが、ノートPCの画面はオフ)を目線と同じ高さにする。そもそも体に良いモニタの位置というのは「目線の下」なのだけど、結局のところ背筋が伸びた状態の話であって「猫背」ではストレートネックの原因にしかならず、「背筋を伸ばした状態でちょっと下」にしないと意味が無いということがわかり改善した。

あと、モニタを持ち上げた分のスペースがもったいないのでアイリスオーヤマの化粧板と100円ショップのペン立てでキーボード収納スペース兼手帳などの置き場を作った。

専用のものでも良かったのだけど、それだと融通効かないと思ってこうしたのだがこれは大正解。左右にペン立てあるのは超便利。

これ以外にパームレストの導入など、とにかく腕や首に負担がかからないような環境を構築。正直なところ30分くらいPCの前で作業するのが限界なくらいの症状なのでかなりシャレにならない。

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こうした作業環境改善以外にもカイロプラクティックにも通っている。カイロプラクティックはお金がかかるが仕方ない。整形外科に行くよりマシ。

ただ、今一度、ご自身の職場環境、特にPC周り、モニタの位置は見直して頂きたい。

私はそもそも肩こりしない体質だったのだけど、ただ、パソコンをノートPCに変えただけ。ノートPCが悪い訳では無いのだけど、そうした予備知識が無かったゆえに大変な目に遭っている。

先日、元プログラマの友人と話したときも、彼自身、二週間ほど海外に行った際に(PCのモニタを長時間見ない環境にいた)、肩凝りを全然しなかった、と言っていた。今のご時世、特にこのサイトを見ている方たちはPC依存度高い人たちだろうから、気をつけたほうが良いと思う。

ほんと一度患うとかなり面倒ですよ!

私は余計な出費続きです(T_T)




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