完璧なトレーニング方法は無い
完璧なトレーニング方法というのは無いと思っている。
さほどトレーニング関係の本は読まないが、たまに立ち読みなどするとどうもしっくりこないものが多い(だから買わないのだが)。セット数、インターバル、負荷の決め方など人によって微妙に違うことを言っている。言葉の定義もなんだか曖昧な部分も多い。有酸素運動に関しては20分以上やらないと効果がないと言われているが、実際のところ時間に関係なく効果があるという説もある。
ただ、近いうちに「やり方」は書くつもりだが、「え?」みたいな内容にしかならない。そもそもここ10年以上トレーニング理論なんてさほど進化していないというのが私の認識。「加圧トレーニング」というのが知る限りでは新しい理論だが、これまたどうも疑心暗鬼である(理論自体は相当昔からあったようだが)。
さらに加えるならばトレーニングをする上での「目的」が人によって違うので一概に方法論を書いたところでさほど役に立たないだろ(そういう意味では高校時代に体育で習うレベルの知識で十分)。
出回っている方法論ややり方というのは「誰かが成功した」もしくは「科学的な根拠を付した」だけであり、所詮人間の体内のことなので唯一絶対ということはない。少なからず個人差もある。
あと、どうも理論が固まらないのが「乳酸」である。
「乳酸」と言えば筋トレ時に発生する疲労物質だと言われてい「た」。トレーニング後など乳酸を体外に出すために有酸素運動を進めるトレーナーなんかもいた(る?)。でも、最近では乳酸は疲労物質ではなく、筋肉疲労を防ぐ作用があると言われている(cf.wikipedia「乳酸」)。
結局のところ乳酸って筋トレしたら疲れてそのときに出る物質が「乳酸」というだけであって、それが疲労物質だろうがそうじゃなかろうが一般人にとって大した問題にはならない。
そんで全ての理論を疑う必要もないし、正しい理論も当然あるのだろう。ただ、理論に拘ったところで継続的にトレーニングしないと意味はない。だったら多くの方法論に触れ、自分の目的にあったトレーニングスタイルを確立することの方が重要。
そしてそれを継続することが全てでそれ意外に何も無い。トレーニングの習熟度が浅いときは単調なトレーニングに飽きてくると思うがそういう時に「他の方法」を試せば良い。その時こそ書籍や雑誌を買って「引き出し」を増やすタイミングである。トレーニングをはじめる動機はいろいろあると思うが、これからオリンピックを目指すならまだしも、あくまで「趣味や健康」が主な目的だろうから気楽に試せばいい。
結局のところ一つの方法論に凝り固まる必要はなく、自分に合わないと思えば違う方法を採用すればいい。トレーニング方法を間違ったくらいで殺されることもない。
ただし、どんな方法でもある程度「継続する」ことが大事なのは言うまでもない。
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