プレミアム=値上げの口実、だろ?

近年、やたら「プレミアム」という形容詞の付いた商品やサービスが増えているのはみなさんご承知の通り。

それで、プレミアム(Premium)を調べてみると;

  • 報奨金、割増金、保険料を指す名詞。
  • 「高級な」という意味の形容詞。
  • オプション取引における、オプションの取得対価。
と我が知識の源泉Wikipediaには出ている。

そして、英語としての意味はどうかな?とグーグル翻訳で調べてみると;

割増
割り増し金
割増し
割り増し
景品

と言った感じ。ただ、そこはグーグル翻訳なのでWeblioで調べると;

特別賞与,奨励金.
割増金,プレミアム.
(保険の)掛け金,保険料.

なのだそうな。まぁ、似たり寄ったりな感じ。

そこでここは100歩譲って「付加価値」としよう。ただ、それにしても語彙から察するにこの「プレミアムの部分」というのは何か「基準」が無いと成立しないんじゃないかい?とも思う。

それでなんで急にこんなことを言っているかというと、割と頻繁に行く牛丼の「松屋」なんですが、絶賛プレミアム牛めしというのを販売している。

ただ、私が行く用賀や桜新町の店舗は「プレミアム牛めし以外の牛めし」が無いのである。

まぁ、最初に食べたときは「旨いな」と素直に感じました。でも、値段上がってるんですよね、これが。それでこの場合、スタンダードかプレミアムか選べるならいいんですが、もう「プレミアム」しかないわけです。そこで結論として;

最初からプレミアムしか選べないならそれはもうプレミアムではない。

ということ。ちなみに松屋に関して言うと、私の場合、出先で松屋に行くことはありません。近所にあって、且つリーズナブルなので行くだけで、わざわざ出先で好んで行くことはないです。

結局のところ値上げしたかっただけじゃん?みたいな。

なんかこれ以来、「プレミアム××」という商品やサービスを見つけると必ず比較対象があるのかどうか気にするようになりました。

昔からウナギ屋さんには「松・竹・梅」とあるわけだし、当然「『松』しかないウナギ屋」なんてあるわけもないわけで、寿司屋さんも同じだと思う。

なので、選択肢が「プレミアムしかない」ような製品やサービスってのは値上げしたいか、価値より高い価格で売りたいかだけなんじゃないか?と疑うようになった。

そしてもし「プレミアム」を冠するなら、「スタンダード(基準)」と何が違うのか明確にしないともう消費者には伝わらないんじゃないかね。

そうじゃなきゃ単なる「値上げの口実」にしかならんし、逆にそこを明確にできる商品やサービスならビジネスチャンスアリ!ってことでもある。

ひとまず。

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