自由気ままに「撮る」を楽しむ。
土曜日に以前紹介したプレワークショップをやった。
結局私も含め4人での開催。「開催」と言うと聞こえはいいが、いつも通りの撮影会である。今回は「レフ板」をテーマにレフ板の使い方のバリエーションを説明。
それでその前に軽くウオーミングアップがてら、「日中シンクロ」と「FPシンクロ(いわゆるハイスピードシンクロ)」の説明からスタート。
これでも一応「ワークショップ用のコンテンツ」も考えながら試しながら、説明しながら伝わっているか手探り。恐らく初心者にとってチンプンカンプンかも知れないんだけど、この日は「詰め込んで分からないことは持ち帰ってググってもらう」ことを前提に話してみる。
軽くウオーミングアップが完了したあたりから「レフ板」の使い方紹介。実はレフ板ってものすごーく奥が深いライティング機材なんですな。
だってね、レフ板って被写体に光を反射させるのが一般的な用途だと思うんだけど、「反射させる」ってことで言うと写真撮影と反射はすごく親密で、バウンスさせたり、中のディフューザーを使ってストロボの光をディフューズさせたりもできる。それに盤面も、白、銀、黒、金と四色あってその使い分け方だけでも無数にある。
例えば、私のfacebookページでも紹介しましたが、ストロボを「疑似太陽」にみたてて曇りでも真夏っぽく撮るとか;
前述したディフューザーとして使ってみたり;
また他の使い方として「バウンス版」としての使い方;
これはどういうライティングかと言いますと、ダイアグラムは;
要するに撮影者の「後ろ」でストロボをレフ板に当ててバウンスさせている、ということです。直径110cmくらいあると、それなりに大きな光源になるので全身をカバーできるくらいの光源になる。
さらに「白バック飛ばし」の例;
110cmくらいのサイズのレフ板であれば、女性の上半身くらいは白バック飛ばしが可能で、撮影後に多少レタッチは必要になりますが、こうした咄嗟の時に使えるテクニックも紹介。
それと作品撮りじゃないのでとにかく「数をこなす」ことを目標にいろいろと紹介。時間内でひたすら次から次へとセッティングを変える。
そしてこれが、実は体力的にけっこうしんどいのです(笑)
また、私のみならず4人だと各自の役割も多くて意外と大変なんです。やはり5~6人くらいが適度なのかなぁ、と思った。
それでほどよい(?)ところで違うライティングの紹介もしました。この日はソフトボックス(オクタゴン)でのライティング;
セッティングをしたあとは、各自がモデルを交代でやりながらガシガシ撮る。深く考えたりしない。
実際の作例としては、参加したH氏が撮ったのがこれ;
この写真は背景の「空」をふんだんに入れてていい感じ。空の色味も雰囲気出てます。
そして、M氏撮影;
良い感じの表情が撮れています。しかも背景を黒く潰しているなかなかやりますな。
そして、今回初の女性参加者のNさん撮影;
この雰囲気良いです。この写真はモノクロにしても格好良いと思いました。
いずれにせよ今回参加頂いた三名は「初心者レベルではない」ので今回撮った写真をすべて見せて貰いましたが安心感のある写真が多かったです。私も見てて「へぇ~」とか「なるほど~」みたいな写真多かったというのが正直な印象。特に構図に関してはかなり勉強になった。
そして私;
・・・・。
ISO感度間違ったらしい・・・、超格好悪し・・・(T_T)
こうして二時間の間にギシギシにいろんなことを詰め込む。ノンストップ、スピード重視、です。「スピード重視」なのは制限時間の中で撮るトレーニングも兼ねている。
それで最後に「実験タイム」と称した私の趣味の時間が始まります。前からやりたかった「ライトペイント」に挑戦。
これがなかなか難しいのだけど、いろいろと課題が見えたので次回チャンスがあればまたやろうと思った。
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いろいろと参加者の写真の評価なんぞ生意気にしてしまいましたが、伝えたいのは「ライティングとカメラのセッティング」をしてしまえばけっこう自由に撮ることを楽しめるってことです。所詮、写真というかカメラなんてシャッター押せば誰でも撮れるんだから。細かいノーガキなんて不要だと思います。
ましてや正解があるわけではないので、いろいろと創意工夫しながら「楽しむ」ことが重要だし、カメラなんだから撮らないことには何も始まりません。
ということで恐らく次回は9月です(日程は未定)。
それにしてもほぼすべての機材を私一人(当たり前なんだけど)担いで現地に行くのですが、翌日全身がガチガチになるのがしんどい(笑)
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