2007年09月28日
結論:邪悪な空気
本日の前フリは「バチが当たった」という話から。
昨夜はいつも通りジムへ。ここのところすっかり太ってしまい、ジョギング、筋トレ、プールと充実のメニューをこなす。
帰りに近所のスーパーで買い物。閉店間際ということもあり「お寿司」が三割引で売られているではないか。500円のお寿司が三割引である。
「おやおや、これをつまみにビールでもグビっとやりますか。」
などと上機嫌でお買い上げ。食えば太るのは分かりきってはおりますがワシも人の子誘惑には勝てず。
帰宅しそそくさとお寿司の用意をしているとハプニング。テーブルの上に置いたお寿司が「ボトン!」と皿ごと畳の上に落ちた(T_T)

マーフィーの法則で言うところの「バタートーストの法則」そのまんま。
ネタのある方が「下」ですよ、しかも全部・・・。
さて、本日のお題。結論:邪悪な空気、である。
結局昨日も東証でやっていた個人投資家向け説明会に行ってきました。
なんだかんだ言って三日連続行ったわけですが、これはこれでかなりシンドイ。「ネタ集め」的な事情もあるわけですが「国内最弱メディア」を自負する当ホムペも撮影アリ、取材アリなわけです。この三日間でかなり昨今のIR事情が見えてきた気がします。
しかも三日間で計9社聞きましたので部屋には「9社分の資料」が溢れている次第。
それでは行きます!
●ミクロン精密(6159)の個人投資家向け説明会
本社は山形県の蔵王にあります。昨日は専務と会長、そしてIR担当の三名で来てました。ちなみに専務と会長は名字が同じなので親子か血縁なんでしょうな。
何をやっている会社かと言いますと「工作機械を作っている会社」でして、主に「心なし研削盤」とか「内面研削盤」を作っている会社です。簡単に言うと「丸く削る機械を作ること」に命をかけている会社です。
自動車メーカー向けが売上の72%と主力でして、国内完成車メーカー、部品メーカーが顧客。また、ディーゼルエンジンの燃料噴射バルブの主要部品を作る工作機械として同社の製品は貢献しているとのこと。ちなみに現在までにデンソーが一番導入実績があり累計で260台ほど同社の機械を購入しているとのこと。デンソーについでトヨタ自動車に累計で100台ほど納入実績があるそうです。なかなか良い客相手にしてると思いました。
また、2003年にシュツットガルトにも進出しているので「ベンツ狙い?」かと思いきや「ボッシュ狙い」なんだそうです(まだ実績無いみたいですが)。
輸出も世界各国にしており、輸出は全体の50%ほどなんだそうです。
それで質疑応答。この三日間、必ず「どうでもいいこと」聞きたがるオヤジがおりまして、ワシも質問したかったのですがそのバカオヤジのおかげで時間切れ。
なかなか良い会社だと思いましたが件のバカオヤジの「配当について」の質問があり、これには会長が回答。「物作り、技術がウリなので基本的には従業員重視」というような主旨で話されているのを聞いて、なかなか真っ当な印象。ただ、かなりご高齢のためか話がそれます(天井見ながら話すなよ)。
その次に「株主」というオヤジが「最近の株価が○△×□」とか言いだし、個人的にはそんな話は株主総会でやれよな!、とも思っていたのですが、それに対してこの専務が「私たちも忸怩(じくじ)たる思いです。」とか言ってしまう始末。
まー、いいか。
●明光ネットワークジャパン(4668)の個人投資家向け説明会
社長さんと専務のおばはん(かなりケバい)と経営企画室の課長が出席。それで会場内にはFCオーナー風な方達の姿もチラホラ。
この社長、ものすごーくカッチリしている人で礼儀正しく、服装もパリッとしている。逆に「人間味」という点でいささか謎な部分はあるのですが、一番気になったのはこの社長は「経営者なのか教育者なのか?」ということ。恐らく両方なんでしょうが「教育者カラー」がすごく強い。
経営理念も悪くないし、合理性と合意性が備わっている説明内容でした。
それで一番印象的だったのは2007年3月から2007年11月22日の間に自社株取得するということ。しかも発行株式総数に対して約14.5%(35億円を上限)とした自己株取得。この取得予定の株は「金庫株」か「償却予定」か聞きたかったがまたしてもバカオヤジと他の質問者によって聞けずじまい。
また、創業は24年前ですが、個別指導を国内で最初に始めたのは明光義塾で、その歴史は47年の歴史があるとのこと。ここで堅物社長がおもしろエピソードを話していたが当時のオーナーが不渡り出して夜逃げすることになり、夜逃げする前日に当時17教室あったFCごと引き受けて創業したんだそうです。それで創業以来「FCオーナー」から告訴されたことが一度も無く、これもご自慢の一つ。
ビジネスモデルや成長性を踏まえてもここは悪くないね。ただ、東京個別指導学院が第二位の大株主なのが気になるところかな。
●エヌデーソフトウェア(3794)の個人投資家向け説明会
社長さんとIR担当者が出席。
介護・福祉関連のソフトウェアを作っている会社なんですが本社が山形県の南陽市というところにありまして人口3.5万人なんだそうです。地域貢献してるよなー。一方、ここの社長さんがのんびりしているというか、なんというか。IR担当の人はスゲーシャキッとしていただけに「技術上がり」の社長であると想像できた。
なお業績は国の福祉政策に影響する。
が、あまりにもつまらないので途中寝てしまいました<(_ _)>
それで質疑応答でまたバカオヤジの出番。「そんなことどうでもいいべ!」と言いたくなりましたが一応大人なので耐えました。
それでここでも社長さんが「自分のところの株価は安い」と発言してしまい、まーた余計なこと言っちゃうもんだからバカオヤジが食いついた。
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それで結論としては三日間通してみるとなんというかカネの亡者というか「邪悪な空気」漂ってたよな。質問の内容は「いくら配当するんだ?」とかその程度だし、今回の説明会に来ていた会社の配当利回りなんてせいぜい1%程度(エプコは除く)なんじゃなかろうかな。そんな1%程度の配当欲しいなら「国債」買えば元金保証されているわけだし(今のところ)、毎年カネ貰えるだろうに。
ただ、件のバカオヤジみたいな奴はああいうところではウケが良いんだよな。ワシからするとただウザイだけなんだけどね。
それで最近時折ニュースで投資にまつわる「詐欺」の報道を目にするがこういう説明会に来る人たちは「詐欺師」にとっては「カモだらけ」だろうね。そんな連中に「元金保証!利回り30%確約!」とか言ったら簡単に引っかかると思いましたよ。
景気が回復しても個人消費が伸び悩んでいるのはこうしたバカな株主(もどき)によって「配当しろ!」と言われ続ければ善し悪しではなく、「精神的なダメージに起因する理由」で配当しちゃう可能性があるし、そのおかげで賃上げされない従業員も所得が増えないのに消費なんてするわけがない。
-以下蛇足---
感じたのは「IRのお仕事」って大変だよ。新宿の某ベンチャー企業の会議室に某社IR担当者交えて行った勉強会でそういう「IR担当」の人たちが生き生きしている理由がよく分かった。質疑応答にしてもそうなんですが、恐らく社長よりもIR担当の人たちの方が何倍も勉強しているし、IR担当者の人が「グズグズな回答」しているのは一度も見ませんでした。せっかく勉強したんだからそういう知識をもっと活用したいと思うのは人情だよな。まぁ、普段は「機関投資家相手」だろうから・・・?、もしかするとあまり変わらないか。
国内のIR担当者(もしくはCFO)を集めて「覆面座談会」してみたいと思ったよ。
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